アマゾンジャパン／東京オフィスを拡張、技術職など1000人を追加採用

　アマゾンジャパンは5月22日、東京オフィスを拡張し、東京勤務のコーポレート職・技術職（コンピューター・サイエンス、機械学習、クラウド・コンピューティング、財務、マーケティングなど）で1000人を新規採用すると発表した。

　今夏後半に、JR目黒駅前の目黒セントラルスクエアに、フロア面積約2万m2の新オフィスを拡張する。
 
　現在入居している目黒雅叙園アルコタワーとアルコタワー・アネックスのオフィス（フロア面積、約3万m2）も引き続き、稼働させ、日本での事業拡大とお客へのサービス提供能力の強化に努める。

　現在、コーポレート職と技術職を合わせ全国で正社員6000人の体制を整え、リテールビジネスとAmazon Web Services（AWS）を中心に新しい製品やサービスの提供やサポートを行っている。
 
　社員は、モバイル・ショッピングや配送、決済に加え、Alexaなどで、お客の利用体験の向上に努めている。
 
　新しいオフィスは、社員がより高い創造性と生産性を発揮できるよう、その日の業務内容に合わせて自由に働く場所を選択できるAgile-Based-Working（ABW: アジャイル・ベースド・ワーキング）を導入する。
 
　リラックスできる座席スタイルで同僚とのコラボレーションを進められるカジュアルなワーキングエリアや、業務への集中や機密性の高い業務向けのプライベートブースも設ける。
 
　終日利用可能なカフェテリアや、母親社員向けの搾乳室、礼拝室、クワイエットルーム、オールジェンダー向けのトイレやシャワールームなどを備え、ダイバーシティーを大切にした働き方も推進する。
 
　ジャスパー・チャン社長は、「今回、東京のオフィスの拡張と、コーポレート職・技術職1000人の新規採用を発表できることを非常に嬉しく思います。日本はアマゾンにとって世界でも戦略的に重要な国の一つであり、これまでの18年間同様、これからも引き続きお客様の声に耳を傾けサービスの向上に尽くしてまいります」。
 
　「日本は、ホワイトカラーの生産性向上や働き方改革、ダイバーシティーの推進に取り組んでいます。Amazonも、あらゆる社員にとってより働きやすい職場環境の構築に励むとともに、創造力と生産性の向上を支援します」とコメントしている。
 
　アマゾンは2000年の日本でのサービス提供開始以来、北海道から沖縄まで、日本全国のお客のために日本への投資を積極的に行っている。
 
　現在、社員数は、16カ所のフルフィルメントセンター（配送センター）、6カ所のPrime Now専用フルフィルメントセンター、札幌、仙台、東京、大阪、福岡のコーポレートオフィスを合わせ全体で6000人を数える。
 
　今年3月には、世界で4番目、規模は世界最大となるAmazon Fashion専用の撮影スタジオを東京に開設している。



Copyright © 2018 流通ニュース All rights reserved.