パル、若手社員や現場のアイデアをクラウドファンディングで商品化へ

 パルが新規事業を創出するため、サイバーエージェントグループが展開するクラウドファンディングサービス 「Makuake」と業務提携したと発表した。Makuakeのプラットフォームを活用し、現場社員の思い切ったアイデアを消費者の意見や反応を踏まえた上で、具体的な商品や事業案まで導くことが狙い。プロジェクト第1弾として、9月26日の今日から「水を通さず、汚れを弾くスニーカー」を始動した。


 パルには、社員が会社に対して意見やアイデアを伝えられる制度「拝啓社長殿」があり、現在展開している約50ブランドのほとんどは同制度から生まれるなどボトムアップの文化がある。しかし「会社の規模が大きくなるにつれ、だんだんとそれが発揮できなくなってきていた」(小路順一 取締役 専務執行役員)ことを受け、昨今のユーザーの変化の激しさに対応することを目的にMakuakeとの業務提携に至ったという。提携後、両社合同のワークショップを開催し、パル社内の各ブランドのスタッフから集まった12案の中から「ユニークで面白いもの」といった基準で4案を採択した。

 今日始動したプロジェクト第1弾「水を通さず、汚れを弾くスニーカー」は、「デイリーラシット(Daily russet)」のスタッフが考案。天然素材に撥水・防水加工が施されており、日本初の"汚れにくいキャンバス生地スニーカー"となる。9月27日からはバッグブランド「ラシット(russet)」スタッフのアイデアから生まれたコート「シーンを選ばない、パッカブル コート by THE CLOUDS NYLON」など、その他の案もプロジェクトとして順次開始される。Makuakeを通じて販売し、消費者の反応が良いものについては、商品を各ブランドの店頭やECで販売することを検討する。将来的には社員に加えアルバイトの声も吸い上げていき「若手の発掘に繋がれば」(小路氏)と期待を寄せる。

 Makuakeは昨年1月、企業の新製品開発に企画段階から携わる新製品開発サポートプログラム「Makuake Incubation Studio」を始動。今回、ワークショップ等を通した新製品開発事例の第1弾となる。

 

 

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