フィットネスアプリを巡り米国でアディダスがアシックスを提訴

 アシックス(Asics)が自社のフィットネスアプリケーションのシステムを無断で使用したとして、アディダス(Adidas)は3月17日、米デラウェア州の裁判所に提訴した。

My Asics - Asics

 訴えによると、アシックスのモバイルアプリ「マイアシックス(My Asics)」は、アディダスが自社フィットネスアプリで取得した10件の特許権を侵害しているという。それに加えて、2016年に買収した米フィットネスキーパー(FitnessKeeper)社が運営する「ランキーパー(RunKeeper)」に対しても同様の訴えを提出している。過去にも、アディダスがスポーツパフォーマンスに関するアプリの特許について他社を糾弾した事例はある。14年に訴えらえたアンダーアーマー(Under Armour)は、いくつかの特許についてライセンス料を支払うことになった。
 
 ユーザーのパフォーマンスを記録し、必要に応じた提案をしてくれるランニング・フィットネスアプリケーションは、スポーツメーカーの間でも重要な要素となってきている。ここ数年でも、大手企業は10億ドル(約1125億8700万)以上を投資してアプリの買収や開発を進めてきた。アシックスは「ランキーパー」を8400万ドル(約94億5700万円)で、アディダスは「ランタスティック(Runtastic)」を2億4000万ドル(約270億2100万円)でそれぞれ買収している。また、ナイキ(Nike)も長い年月をかけて独自のアプリを開発しているほか、アンダーアーマー(Under Armour)も「マップマイフィットネス(MapMyFitness)」、「エンドモンド(Endomondo)」、「フィットネスパル(FitnessPal)」に7億ドル(約788億1100万円)相当を投資した。
 

(2017年3月21日現在、1米ドル=113円で換算)
 

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