ユナイテッドアローズ/新物流センター稼働、最大4億円のコスト減に

 ユナイテッドアローズは5月14日、物流センターを再編し、大型マテハン機器を導入した「流山物流センター」(千葉県流山市)を稼働する。

流山物流センター

 同社はこれまで国内3か所に物流センターを置いて物流業務を行っていたが、今後はレギュラー事業の在庫を新センターに、アウトレット用の在庫を既存の柏の葉物流センターに置く2拠点体制となる。
 
 現在、物流業界の人手不足により、物流費が上昇している。
 
 また、グループの事業構造の変化により物流費の売上高比率も上昇している。同社グループでは中長期的にグリーンレーベル リラクシングを中心とするミッドトレンドマーケット事業と、子会社のコーエンが取り組むニュートレンドマーケット事業の売上規模を拡大させる方針を取っている。
 
 両事業はユナイテッドアローズ事業などと比べて一品あたりの商品単価が低く、現状の物流体制のままでそれらのマーケットの売上構成比が上がると、物流費の売上高比率の上昇につながる可能性がある。
 
 さらに、事業の拡大に伴い、既存の物流システムに様々な改良を重ねた結果、物流業務が複雑化し、コスト構造が見えづらくなっており、今後に向けて物流体制を整理する必要性が出てきた。
 
 今回の再編はこれらの課題を解決し、グループの中長期的な成長を支える。
 
 大型マテハン機器を備え効率的な運営が行える新物流センターの稼動、同社が主体となった新センターの企画・設計、既存センターとのすみ分けを行うことにより、現状の課題を解決する。
 
 倉庫内には、商品を自動で運ぶコンベア、商品の仕分けを行うピースソーター、多数の商品の保管、補充、ピッキングが行えるケース自動倉庫などの大型マテハン機器が備えられている。
 
 これらは全てコンピューター制御で運転され、従来よりも少人数で、効率の高い業務を行う。
 
 物流業務を委託するセンコー社の物流管理システムを活用することで、倉庫内の各種物流業務の進捗状況を可視化し、適時に適切な対応が行える体制を整備する。
 
 マテハン機器購入の13億円など2019年3月期はコスト増が予想されるが、新センター稼働による物流改善により、2020年3月期以降は毎期2~4億円のコスト減を見込む。
 
 5月7日に行われた決算記者会見で、竹田光広社長は、「中長期的成長に欠かせない物流センター再編により、経営基盤を確立。ECの伸長などマーケットの変化に対応し、リアルとECの境目をなくした物流体制を実現していく」。
 
 また、「現在、コーエン、グリーンレーベル リラクシングで導入しているRFIDを2019年3月期中に全ブランドで導入予定」としている。
 

■ユナイテッドアローズ 流山物流センター
所在地:千葉県流山市(DPL流山I内)
面積:約3万551m2
業務委託先:センコー



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