三越伊勢丹HDが2020年度までに収益体質強化、百貨店の画一的なスタイル見直しへ

 三越伊勢丹ホールディングスが、2020年度までを収益体質強化の期間とし、利益目標を細かく定め収益の最大化を目指す。

伊勢丹新宿店の2018年初売りの様子 - 画像: Fashionsnap

 同社は、不採算事業などを洗い出し整理することを最重要課題と定め、これまで利益に関する指標がショップ単位で細かく管理されていなかったため、次期3カ年計画(2018~2020年度)ではリフォーメーション(収益体質の強化)とトランスフォーメーション(事業構造の転換)に取り組む。三越と伊勢丹の統合から9年が経つが、会社単位・ショップ単位でとらえてきた利益指標といった仕組みが時代に合わなくなったことなどを踏まえ、今後は事業別、フロア別、ショップ別、催事別で管理して利益の「見える化」の仕組みを作り、施策ごとにチェックと修正を行える体制を構築していくという。また統合前の伊勢丹の等級制度等が元となる人事制度の手直しにも着手する。
 
 百貨店業態では、「常に上質であたらしいライフスタイルを創造し、お客さまに提案し続ける」というグループビジョンを元にした従来の画一的なスタイルを見直す。各都市の一等地に店舗を持つ強みを活かし、各店舗を顧客のニーズ、競合状況を踏まえた規模感に調整。例えば1階に食品を置き、化粧品フロアではブランド数を絞って接客スペースを広く取るなど、店舗によって異なる施策を取り入れていく。
 
 年間約50億円の利益を上げているカード事業では、今後プロパーカードを発行し、キャッシングやリボルビングに注力する予定。他業界の企業との提携カードも増やしていく。

 

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