移転計画に揺れるNYガーメントディストリクト

 ニューヨーク市経済開発公社は、ガーメントディストリクトと呼ばれるアパレル産業地区を、マンハッタンのミッドタウンからブルックリンのサンセットパークへ移転する計画を打ち出しているが、この動きがアメリカのファッション産業の未来を大きく脅かすことが危惧されている。

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 数十年間アパレル産業を保護してきたゾーニング条例が撤回されれば、各業者は約1万9000平米のスペース(現在改修中)に移転することになる。賃料は現在より安く、契約期間も長い。また、移転に掛かる費用の一部も補助されるものの、やはり規模の縮小や、具体的な立地条件が不透明であることなど、様々な懸念材料が存在する。
 
 最近の情報では、すでに13社近くがサンセットパークへの移転はリスクが高すぎるとして、選択肢から外す決断を下しているという。こうした事情から、ニューヨーク市の地元企業が減少し、ひいてはアメリカ全体の産業の落ち込みを招くのではないか、と指摘する専門家も少なくない。
 

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