苦境続くサルヴァトーレ・フェラガモ、売却は考えず

 サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)グループのフェルッチオ・フェラガモ(Ferruccio Ferragamo)会長は、次期CEOの決定には時間が掛かるとした上で、会社を売却する予定はないとも話した。

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 昨年12月に利益予想を下方修正したほか、先週にはエラルド・ポレット(Eraldo Poletto)CEOの退任も発表している同グループに関しては、会社売却の可能性も囁かれていた。
 
 「会社売却は問題外だ」と話すフェラガモ会長は、現在臨時でCEO職を兼務している。グループの昨年のコア利益は23%落ち込んだ。
 
 2017年後半に見られた不調の傾向が現行年度も続くとも警告していた同社。外国為替の変動と、値引き品を売るアウトレット店での売上が正規店より好調であることが主な要因だ。
 
 会長の兼務はできる限り短期間で終了する予定だとしながらも、社外から適切な人材を見つけるのに一定の期間が必要だとも述べている。
 
 エラルド・ポレットCEOの退任理由は明らかにされていないが、フェラガモ一族がポレット氏の戦略の結果を待ちきれず、より早い変化を期待したことが原因だと見るアナリストもいる。
 
 昨年2月に発表した中期計画では、既存店の収益性を改善して品揃えを刷新し、2017年から2020年にかけて売上高の倍増を目指すとしていた。しかし、計画を開始して以降コア利益は減少、その一部は在庫処分による影響も含まれている。
 
 昨年のEBITDAは2億4900万ユーロ(約326億7100万円)で、トムソンロイターのアナリスト平均2億4400万ユーロ(約320億1500万円)とほぼ並んだ。EBITDAマージンは前年22.5%から17.8%まで下がっている。
 

(2018年3月9日現在、1ユーロ=131円で換算)
 
 

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