衣服の機能を評価し付加価値に、IFSとユニチカ協業のラボがオープン

 伊藤忠ファッションシステム(IFS)とユニチカガーメンテック(UGT)の協業による検査機関「Human Centric Laboratory(HC Lab)」が、東京・テレコムセンタービルにオープンした。素材や製品の品質および機能を評価し、付加価値として提案していく。

Human Centric Laboratory - 画像: Fashionsnap

 両社は2015年に業務提携し、繊維製品の第三者試験検査機関として大阪で繊維技術室を運営。過去に都内で行ったデモンストレーションなどを通じて需要を感じたことから、東京に移転した。新たな施設名の「Human Centric Laboratory」は「人間中心」の意味を持ち、ユーザー視点に立ってサービスを提供したいという思いから付けられている。
 
 IFSは主に物性評価、UGTは機能性と快適性の評価を行うなど、HCラボでは両社それぞれの知見や技術を結集。温度や湿度を調整できる環境試験室3部屋を設け、マイナス30度から40度まで、湿度40%から90%までの様々な環境における試験を可能にした。検査機関としては初めての導入となる発汗サーマルマネキンは、マネキンが発熱するだけではなく模擬発汗が可能で、暑熱環境下の衣服の評価に適している。そのほかにも3Dスキャナーやサーモグラフィー装置など、あらゆる検査に対応する機器を用意した。
 
 最終製品に限らず、開発段階でもテストを組み込むことができるため、ものづくりの早い段階から設計や実装についての検証が可能。品質保証のための検査にとどまらず、消費者に対して有益性や使いやすさを実証しアピールするなど、マーケティング力や提案力のある検査機関を目指す。
 

■Human Centric Laboratory
住所:東京都江東区青梅2−5−10 テレコムセンタービル西棟3階
伊藤忠ファッションシステム:03-3599-5370
ユニチカガーメンテック:03-6426-0720

 

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