中国人観光客による免税品消費が減速

 中国人旅行者は現在、世界の免税ショッピング総額の3分の1近くを占めており、その数も世界一だ。しかし免税手続き代行会社「Global Blue(グローバル・ブルー)」によると、中国人旅行者による免税品消費は減速傾向にあり、2014年第3四半期は前年同期比10%増にとどまったという。


ロンドンの「Harrods」


 中国人旅行者による免税品消費額の成長率は、2010年に前年比81%増を記録し、その後30〜50%の成長を続けてきた。2013年以降は、依然としてプラス成長を続けているものの、急激な減速が見受けられる。

 グローバル・ブルーは、こうした傾向は中国における旅行の大衆化によるものと説明。例えば欧州では、以前は上位中産階級の中国人旅行者が主だったが、現在は「比較的普通の」中産階級が増えている。こうした人々は裕福な中産階級の3%を占めるにすぎないが、中国人旅行者全体のプロフィールは大きく変わってくる。「非常に裕福な」中国人旅行者や「上位中産階級」の支出傾向に変化はないが、「一般的な旅行者」が増えたことで免税品消費総額は減少しているという。

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