米ファッション協議会CFDA、ファッションショーの在り方を見直す

 アメリカファッション協議会(以下、CFDA)が、ニューヨーク・ファッションウィークの見直しを検討、ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group )(以下、BCG)に調査を依頼した。ファッションのプレゼンテーションと観客の在り方が変わる可能性もある。


New York Fashion Week

  今日のファッションショーは消費者を混乱させるだけの破たんしたシステムだという意見は、多くの専門家によって唱えられてきた。今回の調査はそうしたショーの在り方に関するもので、店頭に何ヵ月も前にコレクションが発表され、次へ次へと新しいシーズンを追い求めていくのに、消費者は疲弊しているという。
 
 「トム・フォード(Tom Ford)」、「プロエンザ・スクーラー(Proenza Schouler)」、「モスキーノ(Moschino)」、「レベッカ・ミンコフ(Rebecca Minkoff)」などは、一般消費者をコレクション発表のリズムに取り込む努力をしているブランドとして、CFDAが名前を挙げている。上記のクリエーターはそれぞれショーの直後にコレクションの販売を解禁したりしているほか、「ラグアンドボーン(Rag & Bone)」などは、タクシー配車システム「ウーバー(Uber)」と協業してコンテストを開催、受賞者をNYファッションウィーク中のショーのフロントロウに招待した。
 
 「デザイナー、小売業者やエディターなどの業界人は、現在のファッションウィークが果たして正しい形なのかどうか、その妥当性に疑問を抱いた経験があるはずだ」とCFDAのスティーブン・コルブ(Steven Kolb)会長。「そういったところから出発して、ファッションショーに関する徹底的な分析とロードマップの作成をBCGに依頼した」。
 
 ファッションショーは、常に業界内部の人間に向けて発信されるものであり続けてきた。しかし近年、セレブリティの参加が増え、メディア・SNSでの注目が高まる中で、ファッションウィークは一般消費者にとっても一大行事となりつつある。今回の調査で、消費者に歩み寄る形での新しいプレゼンテーションの可能性も見えてきた。
 
 

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