ディオール、世界遺産のブレナム宮殿で半世紀以上ぶりにショー開催

 「ディオール(Dior)」が、イギリスのブレナム宮殿で2017年クルーズコレクションを発表した。イギリス南部のオックスフォードに位置し世界遺産に登録されている宮殿で、「ディオール」は1954年11月と1958年11月に続き57年半ぶりに同地でショーを開催した。

 

  「ディオール」が1954年11月に初めてブレナム宮殿で開催したショーでは、創始者クリスチャン・ディオールが立ち会って「Hライン」を発表し、ディオール没後の1958年11月の2回目のショーでは愛弟子だったイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)がカーブラインを発表。それから半世紀以上の時を経て、2016年5月31日に3回目のショーが開催された。
 
 招かれたゲストはロンドンとオックスフォードを結ぶ特別な列車で宮殿に向かい、マールバラ公爵が邸宅として使用していた当時をそのまま残した広間にランウェイが設置された。2017年クルーズコレクションの着想源は、戦後の上流階級の服装や、その時代に充満していた熱狂と冒険精神。猟犬狩猟のモチーフが繰返し配され、素朴なツイードや具象的なジャカード、透かしが施されたスエード、アジアのシルク、アフリカ風のプリントや織り模様、そして刺繍が混じり合った。イギリスからのインスピレーションにパリらしいシルエットやディテールが呼応し、「ディオール」ならではのボリューム感に現代的なエスプリが反映された。音楽には、イギリスのロックグループ「レディオヘッド」の最新曲「Burn the Witch」も使用されている。

 

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