売上好調「二子玉川ライズS・C」大規模刷新の狙いとは

 東京急行電鉄と東急不動産が運営する二子玉川駅直結の商業施設 「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」が、開業以来初となる大規模リニューアルを実施した。同施設は2011年3月に第1期がオープンしてから業績を 伸ばし続け好調を見せている中、なぜ大規模リニューアルに踏み切ったのか。総支配人の二宮道彦氏に話を聞いた。

「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」の新たな顔となる「フルーツギャザリング」 -Image by: Fashionsnap.com

 二子玉川ライズ・ショッピングセンターは2011年3月に第1期が開業し、2015年4月にグランドオープンした。「蔦屋家電」をはじめとする注目の新店舗を多数誘致したほか、テラスマーケットが好評を 得て、全館の2015年度の売上が385.5億円(前年比38.3%増)、2016年度が403.9億円(同4.8%増)、2017年度には412.7億 円(同2.2%増)を計上。来館者数は2015年度が3,086万人(同61.0%増)、2016年度が3,121万人(同1.1%増)、2017年度が 3,168万人(同1.5%増)で、売り上げと来館者数ともに過去最高記録を更新し続けている。二宮氏は好調の要因について、「玉川高島屋S・Cと競合せ ず、20代から40代までのファミリー層に向けて生活提案をしてきたことで共存共栄できた」と振り返る。

 開業以来初の大規模リニューアルと銘打つ今回は「ポジティブな流れを維持 する」ことを狙いに掲げ、既存テナントの中でも特に好調の「ロクシタン(L'occitane)」や「メルヴィータ(Melvita)」「ジョンマスター オーガニック(John Masters Organics)」といったビューティーショップに着目し、ビューティーセレクトショップ「フルーツギャザリング(Fruit Gathering)」を誘致。1階の5区画分を使い、「シャネル(Chanel)」や「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」といった外資系を含む約30ブランドを揃えたほか、同ショップで初の「スキンケアカウンセリングエリア」や150種類以上のリップが自 由に試せる「リップスタンド」を導入した。玉川高島屋S・Cでも化粧品は取り扱っているが、対面式ではなくセルフ販売方式にすることで差異化を図ったとい う。また、オンライン・クリエイターズマーケット「クリーマ(Creema)」初のライフスタイル特化型セレクトショップとなる「暮らしとクリーマ」を同 じ1階に配し、"新たな二子玉川ライズ・ショッピングセンターの顔"と位置付けている。両店舗と軸に、以前から好評を得ている地下の食料品売場などへの買 い回りにもつなげ、結節点としても機能することを期待する。

  同施設ではテラスマーケットが人気を得ているが、二宮氏は「(テラスマーケットが開業した)第2期のオープンを機にコトの部分が強くなったが、モノの方に も成長の余地はかなりあると見ている。好調を維持している今だからこそポジティブにモノのことを考えられるようなっている。"モノよりコト消費"と言われ ているが、コトに逃げずにちゃんとモノを強化していく」と意気込みを語った。今後も玉川高島屋S・Cと共存し高め合いながら、二子玉川の街を盛り上げてい きたい考えだ。

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