ギヨーム・アンリ、「ニナ・リッチ」を退任

 「ニナ・リッチ(Nina Ricci)」が、アーティスティックディレクターを務めるギヨーム・アンリ(Guillaume Henry)との契約を終了する。

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ギヨーム・アンリ Nina Ricci Fall/Winter 2018 - © PixelFormula

 3月15日をもって3年の契約が満期を迎えたが、ブランド側は更新をしない意向だ。言わばアンリがメゾンに解雇された形になる。

  ブランドの次期コレクションは、インハウスのデザインチームが手掛ける予定だ。「ニナ・リッチ」の親会社であるスペインのプーチ(Puig)グループは、他に「パコ・ラバンヌ(Paco Rabanne)」、「ジャン・ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」、「キャロリーナ・ヘレナ(Carolina Herrera)」といったファッションブランドを傘下に収める。また、「ヴァレンティノ(Valentino)」、「コム デ ギャルソン(Comme des Garçons)」、「プラダ(Prada)」など数々のメゾンの香水のライセンスも手掛けている。
 
 「互いに有意義な3年間を経て、『ニナ・リッチ』とギヨーム・アンリは、2018-19年春夏コレクションの発表を最後にデザイナーの退任を決定した」とブランド側。最後のランウェイショーは、3月2日にパリで行われた。
 
 「新しいクリエイティブディレクターの就任まで、来るコレクションは『ニナ・リッチ』のスタジオがデザインする」。
 
 数ヵ月前からアンリ退任の噂は業界内で囁かれてきた。プーチの経営陣は、「ニナ・リッチ」におけるギヨーム・アンリの仕事に対し、決して満足してはいなかったようだ。
 
 アンリは2015年に「ニナ・リッチ」のクリエイティブディレクターに就任した。「カルヴェン(Carven)」再興に貢献した新進気鋭として迎えられたものの、「ニナ・リッチ」にコンテンポラリーな風を取り入れようとしたアンリの試みは、就任当初から定着する様子を見せていなかったように思われる。しかし、中には幾度か素晴らしいショーも披露していて、特にセクシーなネグリジェドレスやメタリックシルクのカクテルなどを揃えた2016年秋冬コレクションは非常に良い出来だった。
 
 ギヨーム・アンリはパリのデュペレ応用美術学校出身で、「ジバンシィ(Givenchy)」や「ポール・カ(Paule Ka)」で経験を積んだ後、「カルヴェン」のクリエイティブディレクターに抜擢された。「ニナ・リッチ」では、イギリス出身のピーター・コッピング(Peter Copping)の後任に収まっている。
 
 同じくプーチ傘下の「キャロリーナ・ヘレラ」でも、創業者本人は先日ニューヨークで行ったランウェイショーを最後に退任。すでに後任としてヴェス・ゴードン(Wes Gordon)が任命された。
 
 

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