シャネル、16年は減収減益

 シャネル(Chanel)の16年業績は、減収減益となった。シャネルおよび各支社を運営するオランダ企業シャネル インターナショナルBV(Chanel International BV)がアムステルダム商工会議所に提出した数字を、現地紙ビラン(Bilan)やルモンド(Le Monde)が報じている。

Chanel Haute Couture AW2017 - © PixelFormula

 数年間右肩上がりの業績が続いていたシャネルだが、15年と同様、16年も減速となった。同社の昨年の純利益は34.8%減の8740万ドル(約95億5700万円)と大きく落ち込み、売上高も9%減の56億7000万ドル(約6200億1200万円)に。
 
 上記の減収は、総売上の約11%を占めていたシャネルリミテッドUK(Chanel Limited UK)を系列別会社に譲渡したことが主な原因で、「同じベースで比較した場合、恒常為替レート換算での業績は、前年15年から横ばい」だとしている。
 
 他のブランドと同じく、シャネルも16年上期には欧州のテロ事件に打撃を受けており、「観光客数が減少したことで売上に影響し、マイナスに作用した」と説明する。
 
 営業利益も20%減少し、12億8000万ドル(約1399億6700万円)に。売上純利益率は前年15年の21.5%から15.4%に落ち込んだ。
 
 一方で配当金は増加しており、筆頭株主であるアランとジェラール・ヴェルテメール兄弟(Alain & Gérard Wertheimer)は、前年15年の16億4000万ドル(約1793億3300万円)と比べて2倍近い34億ドル(約3717億8800万円)の配当を受け取った計算になる。現預金は、13億ドル(約1421億5400万円)から9億8000万ドル(約1071億6200万円)に減少した。
 
 現行年度には、ラグジュアリー市場全体の成長に乗じて挽回したいシャネル。新しいフレグランスや新しいバッグ「ガブリエル(Gabrielle)」などを発表している。
 

(2017年8月28日現在、1米ドル=109円で換算)
 

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