ミラノ ファッションウィーク:「フェンディ」のスリムなダイヤモンドカット

 「フェンディ(Fendi)」は、フレッシュなシルエットとダイヤモンドカットからのインスピレーションで、洗練されたコレクションを見せた。

Fendi, fall/winter 2018 - Pixelformula

 スリムでライトなショルダーラインは、硬質でありながらリラックスしたシルエットで、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の80年代を思わせるものだ。
 
 ダイヤモンドパターンを施したショープログラムにも会場の壁にも、シルバーパネルでサークルと「F」のロゴが象られていた。フロントロウには、現CEOピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)と次期CEOセルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)両者の姿が。
 
 グレンチェックのトレンチ、ペンシルスカート、パッファージャケットで幕を開け、ロゴをあしらったキャンバス地のマッキントッシュや、クリーンなカットのニットドレスなどが続く。スリムながら直線的なショルダーラインが目を引いた。
 
 「新しいボリュームのショルダーライン、というところから始めた。ショルダーバックに合わせるようにね。ラペルはバタフライ型にカットした」とラガーフェルド。「80年代のパワーショルダーとは全く違うよ」とこだわりを見せた。
 
 サイドにプリーツを入れることで、ボリュームを与えながらも一切の重さを排した仕上がりににミンクコートにはダブルFのロゴや、ダイヤモンドパターンのカットが施されている。さらに、ミンクのセーターには「Fendi Roma」の文字が躍る。構築的でありながら、とてもイージーなコレクションだ。さらに、今回は「フィラ(Fila)」とのコラボレーションアイテムも展開し、アーティストのHey Reillyによる両ブランドのハイブリッドなロゴがプルオーバーやバッグにあしらわれた。
 
 さらに、ロゴのミニトートやキューバヒールのウェスタンブーツなどは、ヒット間違いなしのアイテムだろう。
 
 「自分のインスピレーション源というのはわからないな。紙の上に突然現れるんだよ。どこから来たのかはわからない。私は寝ている時によく働くんだ。枕元に紙を置いて、起きたら描く。そうしないと忘れてしまうからね!」と笑うラガーフェルドは、次期CEOにもバックステージで挨拶していた。
 
 ブランシュウィッグ氏は現在「ディオール オム(Dior Homme)」のマネージングディレクターを務めており、2月末で異動となる。
 
 バックステージにはシルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)の姿もあった。「セルジュを歓迎するのに適したコレクションだと思うわ」とコメントする。
 
 ピエトロ・ベッカーリ現CEOは、同じくLVMH傘下のクリスチャン・ディオール・クチュール(Christian Dior Couture)社のCEOに就任予定だ。「偉大なメゾンが、とても良い状態のまま去っていけるのを誇らしく思うよ。カールとシルヴィアの素晴らしいショーの後にね」とベッカーリ氏。

 
 
 

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