パリ ファッションウィーク:「ファセッタズム」が見せたファッションの"シーク&ファインド"

 猛暑の中開幕したパリ ファッションウィーク18年春夏メンズコレクション初日。落合宏理手掛ける「ファセッタズム(Facetasm)」がメンズ・ウィメンズミックスのショーを披露した。

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FACETASM - Spring-Summer2018 - Menswear - Paris - © PixelFormula

 パリ11区にあるショールームで発表された18年春夏コレクションは、「seek&find」をテーマに、「不協和音とアンビバレンスがもたらす型破りな調和」を表現。古典的なコードを脱構築し、ストリートの要素と組み合わせて現代的に昇華してみせた。
 
 テールコートをオーバーサイズのデニムサロペットやショートパンツとスタイリングしたメンズのルックに始まり、スターチド・ボザムシャツにマントを組み込んだデザインや、ガウン、パジャマ風のアイテムなど、フォーマルやクラシックといった要素を独自に再解釈。タータンチェックのキルトには、ジッパーをあしらったデニムジャケットを合わせてストリートに昇華していた。
 
 ウィメンズではフリルやラッフル使いが目立ち、ネオンカラーやハートのプリントで遊んだトランスパレントな素材で過剰なほどのフリルを重ねつつ、そこにメンズライクなチェック素材を合わせた。

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FACETASM - Spring-Summer2018 - Menswear - Paris - © PixelFormula

 シルエットはやはりオーバーサイズで、スーパーワイドなデニムパンツの裾は大きく折り返し、さらにボリュームを強調する着こなしに。また、マウンテンパーカをはぎ合わせたようなコートは、長く床にトレーンを引いていた。
 
 足元にはオーバーニーソックスとレースアップシューズ、ローファーをスタイリング。ヘムにあしらったボールチェーン風のメタルパーツや、連になったフェイクパール、安全ピン使いなど、ディテールにもこだわりが見られた。
 
 2007年に「ファセッタズム」を立ち上げた落合宏理は、15年、ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)の支援プロジェクトとしてミラノでショーを開催。その後、16年にはLVMHプライズで日本人初のファイナリストに選出され、17年春夏メンズコレクションにてパリのランウェイデビューを飾った。海外での展開も拡大しており、「ドーバーストリートマーケット(Dover Street Market)」やパリの「コレット(Colette)」などのセレクトショップとも取引がある。
 
 また、先日はオーストラリア発の「P.A.M.」とコラボレーションしたコンセプチュアルブック「Pamtasm」とカプセルコレクションの製作を発表したほか、5月末にはネクスグループ子会社のバーサタイルと資本提携契約も締結している。
 

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