パリ ファッションウィーク、「ロシャス」が初のメンズコレクション披露

 「ロシャス(Rochas)」が初のメンズコレクションをパリ ファッションウィーク中に発表した。デザインは、フランス人デザイナーのベアトリス・フェラン(Béatrice Ferrant)が手掛ている。それぞれのアイテムにキャラクター性があるラグジュアリでアーバンなワードローブを展開。素材、カット、ディテール、縫製といった要素すべてが、洗練されつつもコンフォートとオリジナリティを大事にする、自分を持った男性に向けたものに仕上がっていた。 

 Rochas - dr

  「エレガントでありながらリラックスした、つまりすごく"パリジャン"な男性を求めていたんだ。シックに着飾っているんだけれど、ちょっとしたユーモアで差をつけているような。すごく現代的な、これこそ僕が求めていた男性像だ」と話したのは、2015年にブランドを買収した親会社インターパルファン(Interparfums)のトップ、フィリップ・ベナサン(Philippe Benacin)氏だ。
 
 ウィメンズウェアのライセンスはオンワードラグジュアリーグループ(Onward Luxury Group)によって運営され、イタリア人デザイナーのアレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell’Acqua)がアーティスティックディレクターを務めている。一方、メンズラインはラテンアメリカでのライセンスのみの展開だった。
 
 インターパルファンは、ベアトリス・フェランをデザイナーに迎え、アトリエ・営業含めたインハウスチームにも10人の従業員を用意し、本格的にメンズウェアの世界への進出を決断した。
 
 「スモーキングのアイディアが始まりで、それがこのコレクションの軸を成している。他にも、サテンのリボンやプラストロンなども鍵となる要素」とアーティスティックディレクター。

Un look cool et sophistiqué à la fois - Rochas

 また、白いコットンのTシャツにもクラシックなプラストロンとカフスをあしらい、スモーキングシャツにコンフォートを足したようなアイテムも登場した。
 
 他にも、エッフェル等の格子に着想を得たモチーフが、レザーのライダースジャケットや、パンツ、カシミヤニットといったアイテムにも取り入れられていた。
 
 「シンプルに見えて、非常に計算された作りの洋服だ。一つ一つが、特別なディテールを秘めている」とデザイナー。「ロシャス」の"R"をジーンズのポケットに刺繍したり、裏地と同じ色のコードをコートの表にあしらったり、あるいはタフタのオーバーサイズパーカにエンボスのポケットを着けたりといったディテールが目を引く。
 
 また、コートの袖と前身頃で合わせた刺繍や、取り外し可能なカシミヤのトルサードニットの袖も。


Le Parisien imaginé par Béatrice Ferrant - Rochas

 洗練されたシルエットでありながら、コンフォートを一番に考えたコレクションだった。パンツは動きやすく、メタリックな加工のジーンズはソリッドな印象を与える。セーターの型も前に落ち、気易さを重視した作りに仕上げていた。
 
 一見ボンディング素材風に見えるスウェットは、ダブルのジャージでできている。メタリックウールのジャケットはスタイルに輝きをプラス。一つ一つの洗練されたディテールが、洋服に磨きをかけていた。
 
 価格帯に関しては、Tシャツは200ユーロ(約2万4000円)から。フランスで縫製されたシャツは300~500ユーロ(約3万6000~6万1000円)、ジーンズは700~1000ユーロ(約8万5000円)程度となっている。ジャケットは1000~1400ユーロ(約12万2000円~17万円)で、ポルトガルで生産されたもの。レザーとニットのアイテムはすべてイタリア製だ。また、コレクションにはシューズ数モデルも含まれる。
 

(2017年1月23日現在、1ユーロ=122円で換算)
 

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