パリ オートクチュール:エッフェル塔を建てた「シャネル」、カールはパリ市名誉勲章

 7月4日、「シャネル(Chanel)」の17-18年秋冬オートクチュールコレクション発表に続き、アーティスティックディレクターのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)がパリ市名誉勲章を受章した。

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Chanel - Fall-Winter2017 - Haute Couture - Paris - © PixelFormula

 会場となったグランパレには、ガラスの屋根の下、高さ50メートルほどのエッフェル塔がドライアイスの雲の中にそびえ立つという趣向の内装が。椅子もパリの公園にあるグリーンのメタルを使用したもので、ランウェイはベージュの砂、そしてグレーのキオスクまで設置されていた。
 
 コレクション全体を通して、「シャネル」の愛するブリティッシュな要素が見てとれた。チェスの駒めいたシルエットのコートから、カクテルドレス、サイハイブーツ、イヤリングやボタン、ボウラーハットに至るまで、厚手のツイードがあらゆるアイテムに登場。また、広いラペルとダブルボタン、クロップド丈が特徴の新しいジャケットや、膝丈でカットしたフレアスカートも目についた。再解釈したシャネルジャケットは、ガウチョパンツとスタイリングしている。
 
 また、イブニングウェアには「シャネル」の工房の技を惜しげなく使い、袖や方にフェザーをあしらった素晴らしいディテールが見られた。

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Chanel - Fall-Winter2017 - Haute Couture - Paris - © PixelFormula

 フィナーレには、「シャネル」タワーの下を拍手に包まれて歩くラガーフェルドへ、パリ市長アンヌ・イダルゴから勲章が授与された。
 
 「あなたの才能は、リスクを冒し、自分の世界へと我々を誘ってくれるものです。我々の街に大きく貢献し、パリをよりクリエイティブで魔法のような、美しいものに変えてくれました」とイダルゴ市長。
 
 対するカールも、「私は外国人で、それを誇りに思っている。我々のような外国人は、フランスが実際にどんなものかが見えている。最近の情勢を受けて、我々はフランスが本当に変わったように感じている。皆がパリに来て、フランスに住み、もう一度フランス語を勉強したがっていんだ。素晴らしいことだと思う!フランス人でない分、ナショナリズムや愛国心といったものから離れたところでものを見ることができる。その上で私は言いたい。フランス万歳!パリ万歳!2024年のオリンピックはパリへ!」と応えた。
 

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