パリ オートクチュール:「フェンディ」、ラガーフェルドの三度の挨拶

 5日間にわたるパリ オートクチュールファッションウィーク最後の大きなショーとして、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の「フェンディ(Fendi)」は、エキセントリックでありながら本当に美しいコレクションを披露してくれた。

コレクションを見る
Fendi - Fall-Winter2017 - Haute Couture - Paris - © PixelFormula

 
  地中海の森を思わせるセットには神話的な雰囲気が漂う。キャラメルのアストラカンコートはクラインブルーのフォックスファーで縁取り、ビターオレンジのカクテルドレスにはアストラカンの身頃にフォックスファーのフレアースカートが。特に、ホワイトのロングファーコートにレッドポピーをあしらったモデルや、毛足が短いミンクコートとケープに水彩画のような加工を施したルック、そしてレースのヴィクトリアンブラウスを合わせたカラムのニットファーコートも素晴らしかった。カールはまさに、ファーを新たなレベルにまで引き上げてみせたと言える。

Fendi - Fall-Winter2017 - Haute Couture - Paris - © PixelFormula

 また、足元にはレザーの花弁をあしらったシューズを合わせたり、そのものが花束であるかのようなバッグなど、ロマンティックなアクセサリーもスタイリング。
 
 そして何よりフィナーレで印象的だったのは、カールが三度姿を現してお辞儀をしてみせたことだ。先日「シャネル」のショーの後パリ市名誉勲章を受章しただけに、非常に感動的な光景だった。
 

不許複製・禁無断転載
© 2018 FashionNetwork.com

ラグジュアリー - ウェアラグジュアリー - アクセサリー・雑貨ラグジュアリー - シューズファッションショー