掲載日
2017/04/21
2017/04/21
「サルヴァトーレ・フェラガモ」、オレンジ由来の繊維を使ったエココレクションをローンチ
掲載日
2017/04/21
2017/04/21
「サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」が17年春夏シーズンに向け、オレンジ由来の繊維を使用したカプセルコレクションをローンチする。環境に配慮したサステナブル(持続可能)な生地の開発を専門とする企業、オレンジファイバー(Orange Fiber)との協業による。
オレンジファイバー社は、シチリア出身のアドリアナ・サンタノチート(Adriana Santanocito )とエンリカ・アレナ(Enrica Arena)が立ち上げた。オレンジ果汁の製品を作る際に出る搾りかすの量は、イタリア国内だけでも毎年70万トンにも及び、廃棄にはコストがかさむだけでなく環境への影響もあるという。
そんな同社は2012年、ミラノ工科大学と共同で、オレンジの搾りかすから高品質で革新的な生地を作る特許技術を開発した。出来上がった生地は、滑らかなツイルのような質感が特徴だ。2015年には、シチリアで柑橘類からセルロースを抽出するテストをスタートさせた。
今回「フェラガモ」と発表する「フェラガモ オレンジファイバーコレクション(Ferragamo Orange Fiber Collection)」は、シャツ、ドレス、パンツ、スカーフといったアイテムで構成し、建築家でデザイナーのマリオ・トリマルキ(Mario Trimarchi)による地中海の風景をイメージしたプリントを展開する。「アースデイ(地球の日)」にあたる4月22日にローンチし、「フェラガモ」の限定店舗で販売される。
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