「ジャクムス」、マルセイユの海岸で初のメンズコレクションを披露

 シモン・ポルト・ジャクムス(Simon Porte Jacquemus)は、マルセイユに特徴的な海岸線の入り江で、自身のブランド「ジャクムス(Jacquemus)」初となるメンズコレクション「Le Gadjo」を発表。夕日が照らすなか、ナチュラルな素材と明るいカラーを用いたアイテムが披露された。

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Jacquemus - Spring-Summer2019 - Menswear - © PixelFormula

 カランク国立公園内にあるソルミューの浜辺を舞台に、ロールアップしたパンツや素肌にロングトレンチを纏ったモデルが歩いた。
 
 自身も南仏の出身であるジャクムスは、常に"南"にインスピレーションを求めてきた。ウィメンズ最新コレクションは「スーク」に着想を得ていたが、今回のランウェイにも、ストローハット、シャツにあしらったひまわり、そしてマルセイユオリンピックのテーマカラーであるアジュールブルーのスウェットなどが登場している。
 
 カラーパレットは、幅広いシェードのカーキやベージュ、イエローのほか、オークルがかったレッドなど、ソフトでナチュラルなトーンだ。
 
 「僕のボーイフレンドは、太陽と海、シャツの前を開けた着こなしが好きな人なんだ」とAFPに話したジャクムス。「健康で、地中海的な男性」を描いた。
 
 初となるメンズウェアでは、「南仏の典型的な要素、ジタン(ジプシー)、サントン(クリスマスに飾る人形)、ケケ(マッチズムを感じるスタイルの男性)など」を蘇らせた。。
 
 マルセイユはジャクムスにとって、「一目惚れ」の街だ。「ここでショーをするのが夢だったんだ。アクセスしやすいのに楽園のような風情がある」と話すが、実際、招待客は砂の上に座り、ターコイズの海を前にショーを楽しんだ。
 
 ウィメンズの世界では既に安定した評価を得ている彼も、メンズでは苦戦することもあったという。「シンプルにする必要もあるし、でもこれという個性を見せなければいけないから、すごく難しいね」。裸の上半身に首から掛けたポシェットなど、特に小物で個性を発揮した。

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Jacquemus - Spring-Summer2019 - Menswear - © PixelFormula

 シンプルを目指した素材使いの中でも薄手のウールは、ザ・ウールマーク・カンパニー(The Woolmark Company)とのコラボレーションの結果でもあり、印象的だった。ゆったりとコンフォートなサマーセーターを提案している。
 
 シモン・ポルト・ジャクムスは、農業を営む過程に生まれたが、本人は両親を「芸術家」とも評している。
 
 8歳の頃からデザイナーになることを夢見てていた彼は、その十年後にパリに来てファッションを学んだが、学校に入って2ヵ月後に退学。20歳で自身のブランドを立ち上げた。

 

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