「スチュアート・ワイツマン」デザイナー、ジョヴァンニ・モレッリが退任 職場での不適切な行いが原因

 タペストリー(Tapestry)傘下のシューズブランド「スチュアート・ワイツマン(Stuart Weitzman)」でクリエイティブディレクターを務めていたジョヴァンニ・モレッリ(Giovanni Morelli)が退任する。職場の規範に反した行いがあったとしているが、具体的な理由は明かされていない。

Giovanni Morelli - Stuart Weitzman

 「ジョヴァンニのクリエイティブな才能を高く評価していますが、タペストリー社は全ての従業員が尊重されていると感じられる職場づくりを目指しています。こうした基準に満たない行いがありました」と会社側は説明している。
 
 「ブランドの今後は、『スチュアート・ワイツマン』の優れたデザインチームと、それを指揮するCEO兼ブランドプレジデントであるエラルド・ポレット(Eraldo Poletto)に託しますが、会社は彼らにこの上ない信頼を置いています。ポレット氏はアイコニックなブランドをいくつも育て、グローバルなチームを見事に築いてきた実績がある」。
 
 ジョヴァンニ・モレッリは昨年5月に「スチュアート・ワイツマン」デザイナーに就任したばかり。25年間「ロエベ(Loewe)」、「クロエ(Chloé)」、「バーバリー(Burberry)」、 「プラダ(Prada)」といったブランドでデザインを手掛けてきたモレッリは、就任当時「ブランドのユニークなDNA」を保ちつつコンテンポラリーな視点を持ち込むことを期待されていた。
 
 「#MeToo」運動の広がりにより、ファッション業界でも職場での不適切な行動が退任に繋がるケースが増えている。
 
 職場環境に関する内部調査を行っていたナイキ(Nike)はここ数ヵ月で複数人の幹部を解雇、さらにルルレモン(Lululemon)のローラン・ポドゥヴァン(Laurent Potdevin)CEOも2月に退任したほか、ゲス(Guess)の共同創業者であるポール・マルチアーノも、モデルのケイト・アプトン(Kate Upton)がセクハラを訴えたことでブランドから手を引くことになった。
 
 「スチュアート・ワイツマン」は2015年にコーチ(Coach)(現タペストリー)に買収された。以来グループの業績を支えてきたものの、先日発表された第3四半期決算では、生産の遅延と需要の弱まりを受けて売上が停滞している。
 
 後任のデザイナー探しはすでに開始されているという。
 
 

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