「ドクターマーチン」、北米でブーツ3万足以上をリコール

  「ドクターマーチン(Dr. Martens)」が、健康に有害な化学物質ベンジジンへのばく露の恐れがあるとして、アメリカとカナダで販売した合皮のヴィーガンブーツ3万足以上をリコールした。

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 対象となったのは、黒いシューレースのついたチェリーレッドのヴィーガン1460 8 ホールブーツ。アメリカで約3万足、カナダでは900足程度が販売されたという。
 
 ベンジジンは、特に繊維や皮革向けの染料に含まれている物質で、発がん性があるとしてアメリカを含む複数の国で産業使用が厳しく規制されている。米国立がん研究所によると、ベンジジンへのばく露は膀胱がんを誘発する可能性がある。対象のブーツはベトナムで生産されていた。
 
 リコール商品の大半は、2015年1月から2017年7月に掛けて主にオンラインで販売されていたほか、「ドクターマーチン」店舗をはじめとする実店舗での購入商品にも含まれているという。

 輸入元のドクターマーチン・エアウェアUSAは、「ブーツのタンの裏地に長時間直接触れることで、着用者がベンジジンにばく露される危険がある」としてリコールを発表した。
 
 購入者に対しては、対象商品の使用を直ちに中止し、「ドクターマーチン」に問い合わせて全額返金もしくは交換を求めるよう呼びかけている。
 
 米国消費者製品安全委員会によると、現在のところ同件に関する健康被害は報告されておらず、リコールは予防的な措置であるという。
 

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