「風評被害は食だけではない」福島のモノづくり企業とコシノジュンコらが協業

 福島県の伝統工芸品・地場産品と、コシノジュンコらクリエーターによるコラボレーション商品が発表された。各クリエーターによる斬新なデザインを通じて、福島県の作り手の高い技術や伝統の魅力を伝える。

画像: FASHIONSNAP

 今回のプロジェクトは、福島県のクリエーティブ伝統工芸創出事業の一環として実施。福島県の同事業担当者は「風評被害は食に限った話ではなく、工芸も同様に被害を受けている」とし、加えて消費者のライフスタイルや価値観の変化によって全国的にも伝統工芸の市場が縮小していることから「世界的に有名なデザイナーであるコシノジュンコさんをはじめとするクリエーターの方々と協業し、よりブランド価値の高い、売れるような工芸品を制作した」とプロジェクトの背景を説明した。

 コシノジュンコは、白河産業や会津桐タンス、大森漆器工房など11の福島県の事業者とコラボレーションし、"食"をテーマにキッチンウエアやテーブルセットを制作。コンセプトは、コントラスト(=対極の美)で「花など情緒的なものは一切ない、モダンなデザインに仕上げた」(コシノ)といい、職人の熟練した技を活かしながら、現代のライフスタイルに沿ったデザインに仕上げた。伝統に重きを置きつつも「先入観にとらわれていてはいけない。根本を変えるのは当たり前で、破壊から創造は生まれるもの。半年間という限られた制作期間のなかで、今回は『こういうこともできるんですよ』というのをまず提案した」と話し、「やってみたいデザインはもっとたくさんある。これからですね」と今後の取り組みにも積極的な姿勢を示した。

 今回のプロジェクトには、コシノジュンコのほかに、ファッションデザイナーのスズキタカユキ、アーティストのナタリー・レテ、日本画家の舛田玲香、アクセサリー作家のKIinariyaも参加。各コラボレーション製品は、2月15日から17日まで開催される合同展示会「rooms 34」に出展されるほか、rooms Ji-Baで販売予定。コシノジュンコとのコラボレーション製品に関しては、「コシノジュンコ」ブティックでの取り扱いも予定している。

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