「ロンドンコレクションズ:メン」新参加ブランド増加で規模拡大

 「London Collections: Men(ロンドンコレクションズ:メン)」が6月16日〜18日に開催され、30以上のブランドによるファッションショーのほか、約30ブランドによるプレゼンテーションが行われた。第3回目を迎えた「LC:M」は、パリには及ばないものの、ミラノコレクション(ファッションショー数は37)に匹敵する規模に拡大した。


「LC:M」を支援するロンドン市長のBoris Johnson氏(DR)


 今回は「Burberry(バーバリー)」、「rag & bone(ラグ&ボーン)」、「Jimmy Choo(ジミー チュウ)」をはじめとする多くのブランドがコレクション発表の場をロンドンに移し、注目を集めた。 

 英国ファッション協会(BFC)のCaroline Rush(キャロライン・ラッシュ)CEOは、「ロンドンは欧州の金融の中心地。将来、国際的なファッションビジネスの中心地になる可能性を秘めている」と話す。「LC:M」のチェアマンを務めるDylan Jones(ディラン・ジョーンズ)も、「今後さらに拡大する必要がある」とコメントしている。


Savile Rowの名門紳士服店による、モデル100人を集めたプレゼンテーション(DR)


 キャットウォークでは、ロンドンらしい実験的なスタイルをはじめとする多彩なコレクションが披露され、英国の伝統や格式と斬新なモダニティの見事な共存も魅力のひとつとなった。ロンドン中心部のショッピング街Savile Row(サヴィル・ロウ)の名門紳士服ブランドは、Lord's Cricket Ground(ローズ・クリケット・グラウンド)でWoolmark(ウールマーク)後援の合同プレゼンテーションを実施。特に歴史の古い「Gieves & Hawkes(ギーブス&ホークス)」は、現代のジェントルマンのためのカジュアルなコレクションを発表した。

 若手デザイナーによるコレクションでは、スポーツウエアや大胆なロゴ使いが目立った。スニーカーやランニングシューズのほか、最先端素材とレース(「Astrid Andersen(アストリッド・アンダーセン)」)、シースルー素材(「Shaun Samson(ショーン サムソン)」、「Sibling(シブリング)」)、ロゴをあしらったイマジネイティブなスポーツアクセサリー(「Nasir Mazhar(ネイサー・メイザー)」)を組み合わせたスタイルが多く見られた。


斬新なスポーツウエアスタイル(photo PixelFormula)


 こうしたトレンドはロンドン特有のもので、「Givenchy by Riccardo Tisci(ジバンシィ バイ リカルド ティッシ)」や「3.1 Phillip Lim(3.1 フィリップ リム)」を除いては、ミラノやパリのメンズコレクションではあまり見受けられないスタイルだ。

 「完全に現実離れしたマスキュリニティ」と評するパリのバイヤーもいたが、ロンドン・ソーホーのセレクトショップ「Machine-A」ではこうしたブランドのアイテムを取り揃えている。また、原宿のセレクトショップ「GR8」のバイヤーグループも各ブランドのランウェイショーの最前列で喝采を送っていた。ロンドンならではの斬新なスタイルが日本上陸する日も近いかもしれない。

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