「トップショップ」と「トップマン」、大幅な人員削減を計画

 「トップショップ(Topshop)」および「トップマン(Topman)」の展開する数百店舗において、人員削減が実施される可能性があるという。客足減少とECへの流出に伴い、親会社のアルカディア(Arcadia)は実店舗戦略の効率化を図っている。

Topshop

 今月は、「アスダ(Asda)」や「テスコ(Tesco)」、「セインずベリーズ(Sainsbury’s)」といった英国の小売りチェーンが揃って人員削減を発表している。
 
 アルカディアは現在、「トップショップ」と「トップマン」にそれぞれ一人ずつマネージャーを配置しているが、今後は両ブランドに共通して一人のマネージャーで対応することになると報じられている。
 
 また、近隣に位置する「トップショップ」と「トップマン」については、別店舗であっても一人のマネージャーが管理する予定だという。
 
 アルカディアは「トップショップ」300店舗、「トップマン」250店舗を運営しており、各店舗にマネージャーが雇用されているが、現場のスタッフとしては一番コストがかかる役職でもある。人員削減が実施されれば、大きくコストを削減することにも繋がるだろう。
 
 ここ数年は、英国の他の小売企業と同じく厳しい状況が続いているアルカディア。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった「トップショップ」だが、英国内、国外、どちらの市場も無傷というわけにはいっていないのが現状だ。
 
 特にオーストラリアとスペインでの事業の失敗は最も大きな痛手となっており、国外でも幾つか店舗を閉鎖している。しかし一方で、最近では中国での事業拡大や、英国内の主要商業施設への出店に伴う新規店舗開設の予定もある。
 
 とはいえ、やはりオンラインセールスの発達により、実店舗の売上は伸び悩んでいる。こうした観点からも、実店舗に対して長期的なコスト効率化を行うことは必要となってきていると言えるだろう。
 
 多くのアパレルチェーンが、人員削減や賃料の値下げ交渉、さらには店舗閉鎖といった対策をとりつつある。実店舗での購買者も、街中や小規模なショッピングセンターではなく、大規模な複合商業施設を利用する傾向が顕著だ。
 
 

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