「バーバリー」、ファーフリーと売れ残り破壊処分廃止を発表

  「バーバリー(Burberry)」は、毛皮の使用廃止と共に売れ残り在庫を破壊処分しない方針を発表した。サステナビリティに対する新しいアプローチの一環となる。

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Burberry - Fall-Winter2018 - Womenswear - Londres - © PixelFormula

 
 ファーフリーは即座に実施。今月ロンドンで発表予定のリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)デビューコレクションには、一切毛皮を用いていないという。「既存の毛皮商品も段階的に廃止していく」とも補足する。
 
 マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)CEOは、「現代のラグジュアリーは、社会にも環境にも配慮するべきだ。これは『バーバリー』の核となる信念であり、長期的な成功の鍵でもある。商品だけでなく、全ての部門で同じだけのクリエイティビティを発揮する」とコメントしている。
 
 近年、毛皮の廃止を表明する高級ブランドは増えており、消費者もこうした動きには好意的だ。
 
 一方で「バーバリー」は、売れ残り在庫を大量に焼却処分していたことが最近明らかになり、やはりサステナビリティという観点から物議を醸してもいた。品質の問題や、流通経路の管理、化粧品ライセンスの移管といった理由は挙げられたものの、批判する声は少なくない。
 
 そうした中で、今回は改めて売れ残り商品の破壊処分を廃止するという決定を下した。これは「 CSRに関する5ヵ年計画の一環として、昨年制定した目標達成を目指し」たもの。「廃棄抑制を促進できるだろう。我々はすでに、販売できない商品のリユース、リペア、リサイクルなどを行ってきたが、こうした取り組みを拡大し続けていく」と「バーバリー」。
 
 また、同ブランドは今年5月、慈善団体エレン・マッカーサー財団(Ellen MacArthur Foundation)にるファッションのリサイクルプログラム「Make Fashion Circular」への参加も表明している。
 さらに、9月6日の発表では過去の試みについても言及した。「サステナブルブランド『Elvis & Kresse』とパートナーシップを結び、今後5年間で余ったレザーの端切れ120トンから新しい商品を生産する予定だ。また、バーバリー財団(Burberry Foundation)を後押しし、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートと共同でバーバリー・マテリアルフューチャーリサーチグループ(Burberry Material Futures Research Group)を設立、サステナブルな素材の開発にも取り組んでいる」。
 
 「地域社会への貢献も継続しており、ロンドンやヨークシャーの条件不利地域に居住する若者の援助をはじめ、アフガニスタンのインクルーシブかつサステナブルなカシミヤ産業振興まで様々な試みを実施している。こうした取り組みが評価され、3年連続で「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(Dow Jones Sustainability Index)の構成銘柄に選ばれた」。
 
 

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