「グッチ」のナンバー2が退任 組織再編進む

 「グッチ(Gucci)」の中心人物であったミカエラ・レ・ディヴェレック(Micaela Le Divelec )が退任する。最高財務責任者のほか、ヴァイスプレジデント、営業を統括するチーフ・コンシューマー・オフィサーといった職を兼任していた。メゾンのマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)CEOは、組織再編の一環だと説明している。

SS 2018 Campaign - Gucci

 2017年、「グッチ」の売上高は41.9%増の62億1000万ユーロ(約8227億4500万円)を記録したが、会社は経営陣の見直しを進めている。

 「この3年間、我々はファッション業界の慣習を打ち破ろうとしてきた。独自の価値、そして人と創造性、イノベーションに重きを置いた社風に基づく成功を築き上げている。旧習を打破すべく、すべてのチームに呼びかけている」とマルコ・ビッザーリCEO。「現在の業績にはもちろん満足しているが、よりフレキシブルな組織を目指して改革すべきだと考えている。市場と顧客のニーズを先取りできる基盤を育て、会社のあらゆる階層で速やかに決断ができるようにする」。

 こうした背景から、3月1日付で「グッチ」は4つの部署をCEO直属で配置する予定だ。ヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini )率いる「マーチャンダイジング&グローバルマーケット」部、ピエロ・ブラガ(Piero Braga)の「アンダイレクトチャンネル、アウトレット、トラベルリテール」部、そして「ブランド&カスタマーエンゲージメント」部はロバート・トリフス(Robert Triefus)が率い、「デジタルビジネス&イノベーション」部のトップには二コラ・ウディノ(Nicolas Oudinot)が就く。

 組織再編により、「ブランドと顧客の関係を強化、深化させ、あらゆる販売チャネルで定期的にパーソナライズした交流を図る。最新のテクノロジーを取り入れつつ、感情的な繋がりを強める」という。

 過去最高レベルの業績を記録した一方で、イタリア当局に脱税の疑いで捜査対象ともされている「グッチ」。今回の再編は、メゾンにとっての新たな一歩となるだろう。


(2018年2月21日現在、1ユーロ=132円で換算)

 

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