「ザ・ボディショップ」、ブラジルのナトゥーラが買収交渉

 ロレアル(L’Oréal)が売却先を探している「ザ・ボディショップ(The Body Shop)」だが、複数の企業が名乗りを上げているなか、「イソップ(Aesop)」などを所有するブラジルのナトゥーラ(Natura)が、ロレアルとの間で買収の交渉をしていることを認めた。

The Body Shop - DR

 ナトゥーラ側の発表では、未だ最終的な決定には至っておらず、2社間の交渉は買収過程のごく初期の段階に過ぎないという。
 
 CVC キャピタル・パートナーズ(CVC Capital)アドベント・インターナショナル(Advent International)、インヴェスティンダストリアル(Investindustrial)、そして韓国のCJ(CJ Corp)といった企業も名乗りを上げているほか、ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)社が興味を示しているという情報もある。ブルームバーグによると、買収提案額は8億ユーロ(約965億7200万円)以上とも見られており、以前の推定額7億ユーロ(約845億円)を大きく上回る金額となっている。買収案は6月初めに提示される予定だ。

 ナトゥーラ社は1969年創業のブラジル企業で、自然由来の化粧品事業を中心に展開している。自社ブランドの直営販売を主としており、ブラジル国内では既に高い知名度とシェアを誇る。また、フランスのパリにも店舗を開設した。2016年の売上高は23億ユーロ(約2776億4400万円)だ。
 
 一方の「ザ・ボディショップ」は、1976年にイギリスで創業し、2016年の売上高は4.8%減の9億2080万ユーロ(約1111億5400万)となっている。2006年にブランドを6億5200万ポンド(約933億9300万円)で買収したロレアルグループだが、業績が振るわないことから売却先を探していた。
 

(2017年4月27日現在、1ユーロ=121円、1英ポンド=143円で換算)
 

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