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fashionsnap
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掲載日
2012/05/16
2012/05/16
"カワイイ"を世界へ 「内藤ルネ展」作品100点を初公開
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2012/05/16
2012/05/16
昭和30年代に日本の「カワイイ」文化のルーツを作ったアーティスト内藤ルネにフォーカスした展覧会「もうひとつの内藤ルネ展」が、5月17日に東京・渋谷のパルコミュージアムでスタートする。開催に先駆けて5月16日、内藤ルネの未公開作品を含むデッサン画やリトグラフ、会場限定で販売されるオリジナルアイテムを初公開。会場には、ディレクターを務める「6%Dokidoki(ロクパーセントドキドキ)」代表兼アーティストの増田セバスチャンが登場した。会期は6月4日まで。
「もうひとつの内藤ルネ展」は、内藤ルネの作品を過去のものとして埋もれさせないために、現代の「カワイイ」カルチャーの第一人者 増田セバスチャンにより、内藤ルネのアトリエに収蔵された約3万点の作品の中から約100点を選出。精神の奥底に潜む美を表現した「アヴァンギャルド」や、童話やメルヘンな世界観をモチーフに女の子や動物たちを描いた「フェアリーテール」、現代のモードに通じる「ファッショナブル」、性別を超えた表現を追求した「セクシャリティ」の4つのコンセプトで会場は構成されている。「色んなカルチャーやファクターは色分けされていると思ってる」と話す増田セバスチャンは、各コンセプトに赤、緑、黄、白とテーマカラーを設定。色分けした空間の中で「ルネの心の扉を開けるように作品を鑑賞して欲しい」と続けた。
会場では、内藤ルネの原画「I Love Candy」をモチーフに増田セバスチャンがディレクションしたクマ型ブロックフィギュア「Be@rbrick(ベアブリック)」 や、展覧会の展示作品を網羅したオフィシャルブック「もうひとつの内藤ルネ」を発売。また、猫や犬をモチーフに内藤ルネが手作りしたぬいぐるみを復刻させた特別アイテムや、ルネ作品を代表するキャラクター「ルネパンダ」、1日限定30セットとなる菓子作家Kayanoが内藤ルネの世界をイメージした手作りクッキーなど、様々なアイテムが販売される。
5月16日に行われたレセプションパーティーには、増田セバスチャンをはじめ、ルネ・プロの主宰 本間義春、メディコム・トイ代表取締役の赤司竜彦ら、2011年に設立されたプロジェクト「Rune Boutique(ルネ ブティック)」の関係者が出席。「Rune Boutique」をプロデュースする増田セバスチャンは、「日本の『カワイイ』は、1950年代から受け継がれる誇るべきカルチャー。現代に生きる僕たちは、その歴史を誇りに世界へ向けて発信していくべき」と話し、「アメリカやフランスをはじめとした世界各国へ『もうひとつの内藤ルネ展』を凱旋していきたい」と今後について意欲を見せた。
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