AFP
2017/07/28
「グッチ」好調のケリング、上期は30%の増収
AFP
2017/07/28
ラグジュアリーコングロマリット、ケリング(Kering)グループが発表した17年上期決算は、純利益78%増、売上高28%増を記録した。
「グッチ(Gucci)」、「イヴ・サンローラン(Saint-Laurent)」、「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」、「バレンシアガ(Balenciaga)」、「プーマ(Puma)」といったブランドを所有するケリンググループ。上期の純利益は8億2580万ユーロ(約1072億4100万円)、売上高は73億ユーロ(約9480億400万円)に上った。
営業利益は57%増の12億7000万ユーロ(約1649億2700万円)。フランソワ=アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)は、「例外的な増収」と「営業利益および営業利益率が最高記録を更新」したことを称えた。「上半期は素晴らしい業績で、また新たな成長の年を迎えることができると確信を強めた」。前年2016年通期も、グループは過去最高の業績を記録している。
しかし一方で、「周りを取り巻く環境としては先行きが不透明であり、マクロ経済的、あるいは政治的な影響により、特に消費動向や旅行客の動きに変化が起こることがある」とも強調した。
主要事業であるラグジュアリー部門は、既存店売上高が28.3%増の50億3000万ユーロ(約6532億1400万円)となった。また、「プーマ」に代表されるスポーツ・ライフスタイル部門は14.3%増で、半期としては初となる20億ユーロ(約2593億2700万円)超えを果たした。
ラグジュアリー部門の売上の半分以上を占める「グッチ」は、「類を見ない」伸びを見せ、既存店ベースで43.4%増、総売上高は28億ユーロ(約3636億1800万円)だった。営業利益は69%増の9億730万ユーロ(約1178億2500万円)。
また、「サンローラン」も大幅に成長し、売上高は28.5%増の7億1080万ユーロ(約923億700万円)、営業利益は50%増の1億6350万ユーロ(約212億3300万円)を記録した
(2017年7月28日現在、1ユーロ=130円で換算)
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