By
fashionsnap
fashionsnap
掲載日
2017/05/22
2017/05/22
「パグメント」が受注展示会とショー開催、ファッションにまつわるイメージとの新しい関わり方を提案
By
fashionsnap
fashionsnap
掲載日
2017/05/22
2017/05/22
映像や写真、パフォーマンスといった様々な手法を用いて、衣服と人、都市、社会との関係性を抽出し、それを元にしたコレクションを制作・発表する「パグメント(Pugment)」が、受注展示会とファッションショーから構成される「Spring 2018」を開催する。会場は阿佐ヶ谷のアーティス ト・ラン・スペース「Workstation.」で、会期は5月29日から6月7日まで。
「Spring 2018」のテーマは「Scrap」で、気になる服があるとその画像をインターネットで収集し、ディスプレー上で自身の写真とコラージュすることで身体イメージを作り続ける、実在しない女性をミューズとし着想。ファッションメディアから収集した衣服の画像と、デパートやビルの広告として使用されるターポリンや紙などの素材を用いて制作したコレクションを展示販売する。ファッションメディアに流通する膨大な数の広告やイメージを受動的に享受し消費するのではなく、新しいものを作るための材料として捉える彼女のイメージとの関わり方をコレクション制作のプロセスに採用し、現代における能動的なイメージとの関わり方を提案する。会期中6月3日18時からは美術作家・ミュージシャンの小松千倫(Madegg)と演出家・写真家の三野新を迎えたファッションショーが開催される。
パグメントは大谷将弘と今福華凜によって2014年に設立。ファッションにまつわるイメージが記号化し消費されていく現代において、衣服を通したコミュニケーションの在り方を再考させ、都市や社会、他者との新しい関係の築き方を提案している。
Copyright © 2024 Fashionsnap. All rights reserved.