2018/09/06
「プラダ」のスポーツライン「リネアロッサ」が復活
2018/09/06
「プラダ(Prada)」が、「リネアロッサ(Linea Rossa)」ラインを再始動する。1997年にローンチし、かつては「プラダスポーツ」とも呼ばれていた同ラインは、赤いロゴ入りのタグがトレードマークのスポーツコレクションを展開していた。
主にナイロン素材を用いたテッキーな高機能アイテムを揃えていた「リネアロッサ」だが、パフォーマンス重視という特性はそのままに、より現代的なデザインでの再始動を図る。
若くフレッシュなスタイルでカムバックを果たすコレクションには、グレーからビビッドカラーまで幅広い色を取り入れ、ミニマルかつエアリーなユニセックスアイテムを揃えた。
新しいキャンペーンでは、ニューヨークのMichael Rock/2x4 New Yorkがダイレクションを行った一連の動画を公開。監督はアリス・カシワギ(Arisu Kashiwagi)が務め、「ヴェトモン(Vetements)」や「バレンシアガ(Balenciaga)」でも知られるロッタ・ヴォルコヴァ(Lotta Volkova)がスタイリングを手掛けた。
「リネアロッサ」は、世界最高峰のヨットレース、アメリカズカップへの参加に伴ってローンチし、90年代後半から00年代初めにかけて大きな成功を収めたが、小物やアイウェアの展開拡大を経て徐々に勢いを失っていった。
今回リローンチしたコレクションは、「アウターからシューズ、さらにスキーやスノーボードといった特殊なスポーツに対応するパフォーマンスウェアまで、完成されたワードローブを提案する」という。
ライン再開にあたって、9月8日にはニューヨークのブロードウェイ店にてパーティーが開かれるるほか、香港、上海などアジアでもイベントを開催。日本では、9月14日に「プラダ」青山店での企画が予定されている。
「リネアロッサ」ではメインコレクションより抑えた価格が設定されており、若い世代へ訴求することで顧客層の拡大にもつながるだろう。「プラダ」は2021年の第36回アメリカズカップにも6度目の出場を果たす。
不許複製・禁無断転載
© 2024 FashionNetwork.com