「プラダを着た悪魔」がミュージカルに アン・ハサウェイの出演は「皆無ではない」

　2006年に公開され世界中で大ヒットを記録した映画「プラダを着た悪魔」がブロードウェイでミュージカル化されることがことがわかった。プロデューサーのケビン・マコラム（Kevin McCollum）が米放送局ABCのインタビューで明らかにした。上演時期やキャストについての詳細はまだ明らかにされていない。

　ケビン・マコラムは過去に「レント（Rent）」や「アべニューQ（Avenue Q）」などの作品でトニー賞を4度受賞しており、6月に開催される本年度のミュージカル部門でも自身が手がける2作品がノミネートを果たすなど、ブロードウェイを代表する有名プロデューサー。同氏は、2013年に映画配給会社の20世紀FOXとパートナー提携をし、同社が公開した2作品をミュージカル化することを発表しており、今回その作品がロビン・ウィリアムズ（Robin Williams）が主演した「ミセス・ダウト」と「プラダを着た悪魔」ということが明らかになった。

　ハリウッド・リポーター誌などのメディアは、映画版に出演したメリル・ストリープ（Meryl Streep）とアン・ハサウェイ（Anne Hathaway）の出演は現実的に難しいと見ているが、過去に両者がミュージカル作品への参加希望を口にしていることから「可能性は皆無ではない」とオリジナル・キャストの出演に期待を寄せている。