2017/01/12
「ポール・スミス」がピッティにカムバック 新生「ピーエス」のコレクションを発表
2017/01/12
「ピーエス・バイ・ポール・スミス(PS by Paul Smith)」の最新コレクションが、フィレンツェで開催中のメンズ展示会「ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)」で発表された。リバーシブル、冷感、ウォータープルーフ、耐しわ、超軽量素材といった高い機能性をもつアイテムは、アクティブなシーンにぴったりのパフォーマンスウェアに仕上がっていた。会場で披露されたショーも、エネルギッシュでカラフルなスペクタクルとなった。
ポール・スミスは1993年、初めて特別ゲストとして「ピッティ・ウオモ」に招かれている。今回のカムバックでは、ダンスやアクロバットを取り入れたショーで服の機能性を前面に押し出し、観客を沸かせた。
「アクティブな生活を送る現代の若い世代が、日常的に使える服を考えた。快適で便利なワードローブというのが最優先だ」とポール・スミス、
この1年で、主要レーベル「ポール・スミス」とカジュアルライン「ピーエス」の見直しが進んだ。「ピーエス」は、今後デニムアイテムも包括し、今季はより充実したワードローブを展開している。
昨年は皺になりにくい防水性のウールを使ったトラベルスーツ「A suit to travel in」を発売したポール・スミスだが、今回このコンセプトをより発展させ、究極の利便性を追求した6型のアイテムを発表した。
スーツには耐久性に優れた素材を用い、自転車に乗って移動できるパンツや、小さなポシェットに収納できる超軽量のレインジャケット、通気性の良い防水加工のドライパーカーなどを揃えた。
更に、反射素材のバンドをあしらったウィンドブレーカー、洗濯をしてもプレスが崩れないパンツに、リバーシブルのウォータープルーフジャケットも登場。
「ピーエス・バイ・ポール・スミス」は、グループ売上構成比55%を占める。価格帯はファーストラインより30%ほど低く設定されている。
以前はマルチブランド店で販売されていたが、10月よりブランド単独店での展開を開始し、数ヵ月で11店舗の「ピーエス」販売店が開設された。既存店舗改装の他にも、パリ、ロンドン、香港、ニューヨーク、シンガポールといった都市には新規で出店している。
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