掲載日
2015/12/08
2015/12/08
「マノロ・ブラニク」、アメリカで不法輸入の疑い 希少なヘビの革使用
掲載日
2015/12/08
2015/12/08
「マノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)」が、希少なヘビの革を使用した靴約300足を持ち込んだ疑いで、アメリカ合衆国連邦裁判所に告訴されたという。The Fashion Lawが伝えた。
同ブランドは、2年前からアメリカに靴を輸出している。今回は、船荷証券に生産地や材料が記入されていないことに税関職員が気づき、アメリカ合衆国魚類野生生物局に商品が差し押さえられることとなった。そこで判明したのが、キールウミワタリというヘビの革が使われていたという事実だ。
キールウミワタリはワシントン条約記載種であり、革の使用はインドの野生動物保護法違反となる。裁判文書によると、合衆国検事補佐カリン・オレンスタイン(Karin Orenstein)は、ヘビ革が中国原産との記述は誤りであるとしている。「中国では、野生のキールウミワタリ、学名ケルベルス・リンコプス(Cerberus rynchops)は確認されていない」。実際、キールウミワタリは東南アジアに分布する種だ。
ブランドの代理人は英ヴォーグに対して、「現在事実関係を調査中で、これ以上のコメントはできない」と話している。
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