ファッションウィーク3日目の3月19日は、国内外の12ブランドが最新の2014-15年秋冬コレクションを発表。新進から歴史あるブランドまで、多彩な顔ぶれとなった。

　毎シーズン、インスタレーション形式で発表している「Ambell（アンベル）」は今回、Ad Reinhardt（アド・ラインハート）のインスピレーションからアーティスティックな世界観を作った。「In-Process By Hall Ohara」は、街の風景や動物など現実世界のモチーフをジオメトリックな柄と組み合わせ、ノスタルジックな幻想世界を表現。「Discovered（ディスカバード）」は「New Folk City」をテーマに、フォークロアを独自の視点で捉えたメンズコレクションを発表した。アーバンリサーチが手がける「KBF」は、これまで10シーズンに渡って単独でショーを開催してきたが、来年20周年を迎えることを機に「Mercedes-Benz Fashion Week Tokyo」に初参加。クリーンなスタイルにフェイクファーやスポーツサンダルでスパイスを加えた。今後は海外展開も視野に入れているという。

　海外ブランドでは、インドネシアから東京のファッションウィークに初参加した「Major Mino」と「Nur Zahra」はジョイントショーを開催。イスラム圏のムスリムファッションをカジュアルに提案している「Nur Zahra」は、頭髪を覆い隠すヒジャブを染めやプリントでアレンジした。韓国発「freamadonna」は、虹のように多彩な魅力を兼ね備えた女性像を表現した。