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fashionsnap
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掲載日
2012/07/31
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「黒の衝撃」から30年辿る 国内初の日本ファッション展開催
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2012/07/31
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「Future Beauty 日本ファッションの未来性」展が7月28日から、東京都現代美術館(MOT)で開催される。三宅一生や川久保玲、山本耀司らをはじめ、高橋盾や皆川明、廣川玉枝らまで、日本のデザイナー全37組による作品約100点を展示する国内初の本格的な日本ファッション展。コレクションピースに加え、映像、写真、印刷媒体を通して1980年代から現在までの約30年間の変遷を通覧できる。
日本では初開催となる「Future Beauty 日本ファッションの未来性」では、川久保玲や山本耀司らがパリコレデビューした1981年を起点に、ブランド設立10年未満の若手デザイナーの作品までを網羅。新進気鋭の建築家藤本壮介により、会場は「陰翳礼讃」「平面性」「伝統と革新」「日常にひそむ物語」の4つのセクションに分けられた。"黒の衝撃"と称され、世界に熱い議論を呼び起こした「Comme des Garçons(コム デ ギャルソン)」や「Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)」のコレクションピースや、当時のランウェイショーの映像、「Comme des Garçons」が発行した雑誌「six」や横尾忠則が描いた「Issey Miyake(イッセイミヤケ)」のインビテーションなど、貴重な展示品が並ぶ。また、Lady Gagaが着用した「Somarta(ソマルタ)」のボディーウェア、「minä perhonen(ミナ・ ペルホネン)」のグラフィカルなテキスタイル、「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」の神々のショーの映像作品など、現在活躍中のデザイナーによる作品も多数展示。日本ファッションを総括するだけではなく、その"未来性"に多角的な視点から迫っている。
「Future Beauty 日本ファッションの未来性」は、日本ファッションが持つ創造性と、その力強いデザインに潜む文化的背景に焦点を当てた「Future Beauty: 30 Years of Japanese Fashion」展として、2010年にバービカン・アート・ギャラリー(ロンドン)で初開催。2011年には、ハウス・デア・クンスト(ミュンヘン)で開催され、いずれも大きな反響を得ている。日本の開催を経て、2013年には、シアトル・アート・ミュージアムに巡回する予定。
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