AFP
2015/10/08
16年春夏「ルイ・ヴィトン」、フューチャリスティックなヒロイン
AFP
2015/10/08
次シーズンの「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」は、戦うサイボーグとパンクなバレリーナをミックスしたヒロイン像を提案、プロテクションと刺繍とを織り交ぜたコレクションに。パリ・ファッションウィークの最終日、二コラ・ゲスキエール(Nicolas Ghesquière)が発表したショーには、フューチャリスティックなヴィジョンがあふれていた。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンのすぐ傍に設けられた会場には一面にスクリーンがはめ込まれ、一人の男性の姿が段々と光の筋に代わっていく映像によって、デジタルな世界に誘われていくという仕掛けだ。その後画面にはネオンカラーの図形や、フクロウの不穏な瞳、空を流れる雲といったイメージが現れる。
最初のモデルは、ピンクの髪にピンクのレザージャケット、厚底のサンダル、とアニメのヒロインめいた格好で登場した。さらに、手に纏った手甲のようなレザーグローブは、ボクサーを思わせる。
コレクション全体でベルトやジッパー使いが目立ち、流れるような素材のコンビネゾンや、メタリックなパーツで刺繍を施したロングドレスなどにも組み合わされていた。耳をシルバーでペイントしてサイバーなムードを演出したり、つけ睫毛で目元を強調させたりといったメイクも特徴的だ。
シルエットは中性的なものも多く見られた。メンズのジレや、他にも柔らかい素材のパンツやバミューダには様々なカラーバリエーションが揃い、明るい色のジップがポイントに。また、白いバルーンスカートは、フリンジのついたメッシュ素材のノースリーブや、白いロマンチックなブラウス、あるいはレザーベストやレザーブルゾン、ポインテッドトウのブーツなど様々なアイテムとスタイリングされていた。
■「ルイ・ヴィトン」16年春夏全コレクションはこちら
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