2018年ウールマーク・プライズ、ファイナリストに「ヨウヘイ オオノ」が選出

 ザ・ウールマーク・カンパニー(The Wookmark Company)が主催するファッションコンテスト、「2018/19インターナショナル・ウールマーク・プライズ(International Woolmark Prize)」(以下、IWP)のファイナリストに、大野陽平手がける「ヨウヘイ オオノ(Yohei Ohno)」が選出された。香港で開かれたアジア地区セミファイナル大会では、他に香港の「I-Am-Chen」、中国の「Angel Chen」、韓国の「Youser」が選ばれている。

Yohei Ohno AW 2018 - Image: Yohei Ohno

 日本の生地をリサーチするところから始めたという大野は、尾州でデッドストックのサマーウールに出会った。この素材はわずか十年足らずで化繊に取って代わられたという。ウィメンズスーチングをコンセプトに、伝統的な毛織物を現代的に昇華してみせた。
 
 「尾州の毛織物工場からインスピレーションを得ました。新しいものと古いものを組み合わせ、現代のウィメンズテーラードを作り上げたかった」と大野。
 
 審査員の一人、デザイナーのラウル・ミシュラ(Rahul Mishra)は、「ただ単にトップスやドレスといったアイテムがあるのではなく、テクニックとスタイルを組み合わせてフレッシュなものを作り上げたところが気に入った」とコメントしている。
 
 アメリカの抽象画家アグネス・マーティンに着想を得た「I-Am-Chen」、済州島の海女をテーマにした「Angel Chen」、そしてネイティブアメリカンの部族にインスパイアされたコレクションを制作した「Youser」と共に、「ヨウヘイ オオノ」は2019年2月のグローバル大会に挑むことになる。
 
 IWPのセミファイナル大会はそれぞれ香港、ロンドン、ニューヨークで行われ、合計12組のファイナリストが選出。最終選考では、6ルックで構成されるメリノウールを使ったカプセルコレクションを披露することになる。
 
 グローバル大会の勝者には、ウィメンズとメンズ部門ではそれぞれ20万オーストラリアドル(約 1600万円)の賞金と業界の専門家によるコーチングが、イノベーションアワードでは10万オーストラリアドル(約800万円)が授与される。また、優勝ブランドによるカプセルコレクションは、「レーンクロフォード(Lane Crawford)」や「レクレルール(Leclaireur)」、「Ssense」、高島屋など、世界の大手百貨店・セレクトショップで販売される予定だ。


 

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