韓国最大のファッションSNSアプリケーション「スタイルシェア（StyleShare）」が、12月17日から日本で本格展開を開始する。2人の大学生が2011年に立ち上げ、現在では韓国をはじめ世界120カ国のユーザーのコーディネート写真が集まるサービス。日本進出に伴い、新機能を搭載する。

　代表取締役CEOのユン・ジャヨンと共同創業者のソン・チェヨンは、「既存のファッションコンテンツとメディアに革新が必要」という考えから「スタイルシェア」を設立。企業理念は「ダイバーシティ：バラエティ豊かなコンテンツを提供すること」で、日常でより共感しやすいファッション情報を得るツールとして、ユーザーの参加を基盤にすべての情報を共有できるプラットフォームの形成を目指している。現在では元カカオトークとDaumのエンジニアをしていたプロフェッショナルなどが加わり、約20人のメンバーで運営。企業のトレンド分析などにも利用され、リーバイス（Levis）やフォーエバー21（Forever21）といったグローバルブランドとのパートナシップによって成長した。

　「スタイルシェア」は、自身や友人のコーディネート写真を共有し、フォローしたユーザーのスタイルやファッション情報をチェックしたり、リアルタイムで今人気のスタイルを検索することができるほか、フォローしたユーザーのスタイルを集めてコレクションを作成することが可能。立ち上げから3年間で、120カ国から約120万人のユーザーが利用している。日本のユーザーは既に約5万人いるが、独特な雰囲気とバラエティに富んだ日本のファッションシーンに着目し、日本のマーケットニーズに順応するようアイテムのタグ付け機能などサービスを充実させて本格進出。「ユーザーとブランドのゲートウェイになるような、ファッションのプラットフォームを創造していきたい」（ユン・ジャヨン）という。