Airbnb、無料ガイドブック機能の国内展開を開始

　「Airbnb（エアビーアンドビー）」が、国内のトリッププラットフォーム拡張を目的に「ガイドブック」機能の追加と大阪で「体験」サービスの提供開始を発表した。都内で行われた記者会見には「Airbnb」共同創設者兼CPOのジョー・ゲビア（Joe Gebbia）が登場した。

　昨年11月に行われた同社のイベントで発表された「トリップ」は、パリでの香水作りやトスカーナ地方でのトリュフ狩りといった旅先でのアクティビティを提供する「体験」と、ミートアップ機能やガイドブックが楽しめる「プレイス」の2軸を展開。いずれも現地のエキスパートがホストとして企画を手掛けていることから、"ローカル"のコミュニティに参加できるのが特長となっている。「体験」は国内では東京のみで11月から提供されており、パリに次いで2番目に人気だという。新たに提供が開始される大阪ではポールダンスや和紙作りなど10の体験を用意している。
 
　国内初の導入となる「ガイドブック」機能は、50人のエキスパートがおすすめする東京の約450カ所の情報を紹介。現在公開されているガイドブックには「ふらっと立ち寄りたい東京の本屋10選」「ひと風呂浴びてリラックスできる銭湯10選」「最高の古着をゲットできるショップ6選」「B級グルメ - 安くて美味しい店」などがあり、キュレーションされたガイドブックが無料で楽しめる。

　記者会見に登壇したジョー・ゲビアは、トリップを通じて「旅に関する全ての手間を一カ所にまとめることで、旅全体をマジカルかつ容易なものにしたい。今回サービスを拡張する上で最も大切なのは、中心に人があることだと考えている」と話した。