「GQ Japan」（コンデナスト・ジャパン）が、2014年最も輝いた男性を表彰する「GQ Men of the Year 2014」を発表した。今年は俳優の小栗旬や唐沢寿明、ミュージシャンのウルフルズら8組を選出。11月20日、記者会見が開催され、受賞者が揃って登壇した。

　「GQ Men of the Year」は、生き方や仕事、スタイルにおいて読者をインスパイアするとともに、各分野で圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞。9回目となる今年は、小栗旬やウルフルズ、唐沢寿明、お笑い芸人の劇団ひとり、俳優でタレントの坂上忍、スタジオジブリの映画プロデューサー鈴木敏夫、映画監督の園子温、ギタリストの布袋寅泰が選ばれた。唐沢寿明は、「GQ Japan」編集長の鈴木正文からトロフィーを受け取ると、その重さに驚愕。小栗旬は「俳優業は不安が多い中でやっているので、このような形で褒めてもらえるのはありがたい」と受賞を喜び、世界で飛躍するために今年からロンドンに活動拠点移し再出発した布袋寅泰は「自分なりに頑張ったご褒美だと思う」とコメントした。今年一年についてを問われると、ウルフルズの活動を再開させたトータス松本は「4人でよく笑った。ウルフルズの活動に没頭できてとても有意義だった」と充実感を語り、3本の映画を制作した鈴木敏夫は「あっという間だった。来年は何もしたくない」とおどけた。「30歳を迎え、父になったことが一番大きな変化だった」という小栗旬は、未来への抱負について「アクションもこなせるようになりたい」と展望を明かした。

　米国で1994年からスタートした「GQ Men of the Year」は、英国やフランス、ドイツ、インド、中国、韓国など世界17ヶ国で開催。日本では2006年から発表を開始し、これまでに安倍晋三内閣総理大臣や北野武をはじめとする著名人53名に授与してきた。昨年は、俳優の堺雅人や脚本家の宮藤官九郎、東進ハイスクール講師の林修らを選出した。