H&M「コンシャス・エクスクルーシブ」今年は母国・スウェーデンの画家夫妻から着想

  「H&M」がサステナブルな素材を使用したコレクション「コンシャス・エクスクルーシブ(Conscious Exclusive)」の新作を発表した。ドレスやガウン、ブラウスやセットアップなどのオケージョナルウェアを始め、アクセサリーや今回初めてとなるランジェリーをラインナップ。4月18日にH&M渋谷、新宿店およびオンラインで発売される。

画像: H&M

 コレクションは19世紀に活躍したスウェーデンを代表する画家カール・ラーションとその妻でアーティストだったカリン・ラーションの作品からのインスピレーションを受けており、当時制作されたアートとクラフトをモダンデザインに落とし込んだ。特にアーティストとしても活動していたカリンの女性像はコレクションを制作する上で大きなヒントになっており、彼女が自宅用に手がけたペガサス柄のタペストリーはドレスの柄に採用。そのほか、デザインチームが実際にダーラナ地方にあるラーション夫妻の生前の邸宅を訪れ、ランプシェードなどの装飾品や家系図などのホームデコレーションをデザインに反映した。

 使用されている素材はオーガニックシルク、オーガニックコットン、テンセル、リサイクルポリエステルなど。毎年新開発の素材を用いたアイテムを発表しているが、今年は銀食器などを圧縮して生成したリサイクルシルバーと漁業網などの廃棄ナイロンを原料にした「エコニール(Econyl®)」をアパレルとアクセサリーに使用している。
 
 コレクションは1月下旬にストックホルムの世界初の野外博物館「スカンセン」でグローバルのメディア関係者を招き初披露。インスピレーション源となった当時のスウェーデンの暮らしが再現された歴史ある木造の建物の一棟で発表され、コレクションの世界観を伝えた。H&Mのクリエイティブアドバイザー アン・ソフィー・ヨハンソン(Ann-Sofie Johansson)は「90年代初めからブランドとしてサステナブルファッションには着手してきた。大きな転機となったのは2005年にステラ・マッカートニーとコラボレーションした頃。彼女の活動に感化されて、私たちのようなリーディングカンパニーこそサステナブルファッションに取り組まないといけない、という使命を感じた」とコレクションの成り立ちを振り返る。今年で7シーズン目を迎え、「毎年発表するコレクションで、デザイナーズコラボレーション、Studioコレクション、コンシャス・エクスクルーシブはH&Mの3本柱として、ブランドのメッセージ性を強く反映している。コンシャスは美しくあることは前提で、その先にサステナブル素材でできているという驚きを年々スケールアップしてカスタマーに提供していきたい」とコメント。ブランドは2020年までに全てのコットンをオーガニックコットンにすること、および2030年までにブランドの全ての素材をサステナブルなものを使用する、という指針を掲げており、ウェブサイトでは各アイテムの生産国やサプライヤーとなる製造工場の情報を公開するなど生産背景にも透明性を持たせている。

 

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