H&M、上半期で2桁の増収増益

 5月末締め上半期決算で、スウェーデン「​H&M」グループは、売上高23%増となる93億2000万ユーロ(約1兆2845億円)を記録したと発表した。現地通貨換算では12%の増加。さらに、税引後利益は19%増の10億ユーロ(約1378億2400万円)だった。

H&M Sport AW2015/16

 第2四半期の増益率は11%で、売上の成長率20%に比べると低いものであったが、グループは米ドル上昇に伴うコスト増加が原因だと説明しており、この影響は下半期にも益々顕著になってくる見込みだという。

 「第3、第4四半期に関しては、マーケットの外的要因、特に購買力の問題を考えると、非常に厳しいと言わざるを得ない。米ドルが大半の通貨に対して強くなっているのが原因だ」。

 上記の理由により、第2四半期の純利益率も、前年同期の60.8%に比べると、59.4%と減少。しかし同社いわく「グループのコスト管理は良い状態を保って」いるとのことで、「テクノロジーやインターネットサイトの発展に対する長期的な投資をすると共に、レンジの拡大も考えている」という点を強調した。

 売上の拡大は新店舗の開設によるところも大きく、たとえばペルーのリマに進出したほか、インターネットではベルギーにはオンラインショップを開いた。

 「非常に好調だった昨年に比べると、今年は厳しい要素が揃っている、という点を考慮しても、売上はまだ安定して伸び続けている。例外的な寒さだったヨーロッパの春や、不利な日程などの影響もあった」とCEOのカール・ヨハン・パーソン(Karl-Johan Persson)。

 「H&M」のほか、「COS」、「&Other Stories」、「ウィークデイ(Weekday)」、「モンキ(Monki)」、「チープマンデー(Cheap Monday)」などのブランドを所有する同グループは、現在全世界に3639店舗を構えており、今年中にはインドと南アフリカにも進出する予定だという。

また、7月以降には、コスメライン「H&M Beauty」の販売店舗として、900店前後を新たに開く計画も発表した。


(2015年6月25日現在、1ユーロ=138円で換算)


Matthieu Guinebault ​(with AFP)
 

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