AFP
2018/01/31
H&M、16-17年通期は純利益13%減
AFP
2018/01/31
H&Mグループが発表した16-17年通期業績は、純利益が13%減だった。EC事業拡大で遅れを取っていることが一因だという。
同グループの16-17年(2016年12月-2017年11月)の売上高は4%増の2310億スウェーデンクローナ(約3兆2000億円)。純利益は13%減の162億スウェーデンクローナ(約 2245億9700万円)。
実店舗の客足減少に歯止めをかけ、オンラインの商品拡充を図るのに苦戦していた。2017年1月から、株価は35%ほど下落している。
「『H&M』ブランドの実店舗売上の伸びが弱かったことが通期業績に影響した。これはオンラインでの購買へ移行が進む市場の動向を反映したもので、グループのEC事業はまだ実店舗の損失を補うのに十分ではない」とH&M側。
また、期末の売上は小さくない比重を占めるが、該当時期のコレクションに関する商品展開にも問題があった。
2017-18年には、インド、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートの4つの市場でオンラインショップの展開を行うとしている。
現在、H&Mは世界中に4500店舗以上を展開。390店舗の新規開設、よおび170店舗の閉鎖を予定する。
地域別に見ると、2016-17年通期には、最大市場であるドイツで1%の減収、そして英国で3%減、オランダでも5%減という結果になっている。一方で、二番目の市場、米国では3%と売上高は微増、フランスで1%増、中国で2%増、スウェーデンで1%増だった。
(2018年1月31日現在、1スウェーデンクローナ=14円で換算)
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