H&M、3月は振るわず

by

Matthieu Guinebault

掲載日
2016/04/15

　H&Mグループの3月月次売上は、現地通貨で2％増となり、昨年8月以来の低い数値を記録した。

　「復活祭休みが月を跨いでいたので、3月から5月にかけての総合的な売上を見るべきだ。気候の面で言っても、この時期は毎年ばらつきがある」と同グループ。「復活祭休みが遅くなる方が我々にとっては有利であることが多い。しかし、天候が味方した昨年3月に比べて、今年は逆の結果となったこともある」。
 
　3月半ばに発表された第1四半期の増収率は、スウェーデンクローナで8.5%増、前年同期は15％増だった現地通貨換算での結果は、9％増に止まった。売上高は金額にして437億スウェーデンクローナ（約5850億2300万円）。純利益は30％と落ち込んでいる。

　11月期連結業式に関しては、売上高19％増（現地通貨で11％増）の227億ユーロ（約2兆8000億円）程度を見込んでいる。グループは今年中に425店舗の新規開設を予定しており、3月末の時点では、世界各国に3997店舗を展開。
 

（2016年4月15日現在、1スウェーデンクローナ=13円、1ユーロ=123円で換算）