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fashionsnap
掲載日
2018/06/14
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Keraとゴスロリバイブルの休刊から1年、新ロリータ系ファッション誌が続々と登場

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fashionsnap
掲載日
2018/06/14

 新たなロリータ系ファッション誌が続々と登場している。一時はゴスロリ系雑誌の休刊が続き、また近年の出版業界では紙からデジタルにシフトする中、なぜ新雑誌を立ち上げたのか。Keraの元編集長で「るぱにえ(Le Panier)」を展開する松村直樹氏と、スペースシャワーネットワークが発行する「チュール(Tulle)」を担当する田口隆史郎氏に、その理由を聞いた。

(左から)「るぱにえ(Le Panier)」「チュール(Tulle)」 - Image: Asobisystem/スペースシャワーネットワーク


 松村直樹氏は「ケラ!(Kera)」や「ゴシック&ロリータバイブル(Gothic&Lolita Bible)」(いずれもJ International発行)の編集長として、1998年の創刊当時からゴスロリカルチャーを盛り上げてきた。両誌は現代の読者ニーズや出版業界の変化に伴い紙媒体を終了したが、ケラ!に関してはデジタルで継続している。デジタル移行後も松村氏は編集長を務めたが「デジタル媒体をうまく使いこなせず、雑誌時代からのお客さまが満足するものを提供できないと感じた」とし、同職を退任。両誌が休刊して1年が経ち、新たなスタートとして立ち上げた「るぱにえ」(Asobisystem発行)は再び紙媒体で、「新ロリータ主義」をテーマに同氏が立案・プロデュースを手掛けている。ヴィジュアルのクオリティーを重視した誌面は、ケラ!の元読者を中心に話題を集めた。
 
 スペースシャワーネットワークからは、"ガーリー&Kawaii&ロリータ系"のファッション・イメージ雑誌「チュール」が昨年12月に登場。道重さゆみが表紙を飾った1号目は初動の売上目標を達成し、プラス収支で推移しているという。田口隆史郎氏は「この層の市場は女性ファッション全体の中では小さいが、好きな人の熱量が高いので、それに応えることができる誌面展開ができれば一定の反響が得られ、販売収益に現れるということを再確認した」と振り返る。好評を受けて5月10日に2号目を発売。次号は9月に刊行を予定している。

 出版不況下で紙媒体を選んだ理由として、ロリータファッションのファンの多くが「ヴィジュアルへのこだわり」と「保存性」を求める傾向が強いため、デジタルより紙媒体が向いていると両氏は分析。両誌に加えて、宝島社も「メルト(Melt)」(昨年7月発売)や「ミエル(Miel)」(昨年11月発売)といったロリータ系ファッションブックのほか、6月19日にはドール系メイクの第一人者 双木昭夫氏のプロデュースによるコスメ付ムック「乙女なドールメイクコスメBook」の発売を予定するなど、いずれも紙媒体で展開している。ケラ!やゴシック&ロリータバイブルが休刊し、これらの読者層に空白ができたことを受け、松村氏は「紙との親和性が高いこのゾーンを狙い、各社が新媒体を仕掛けている」と見る。また、田口氏は「ゴシックは世界観が強いので好き嫌いが分かれるが、ロリータは比較的根底にその世界観を持っている女性も少なくない」とし、ロリータファッションは時代を問わず安定的な人気があると捉えている。
 
 ロリータファッションのファンのもう一つの特徴として、ファン同士が集う"お茶会"と呼ばれるイベントの存在がある。チュールでは今年4月に、日本ロリータ協会会長 青木美沙子とコラボレーションした期間限定カフェ「Lolita Closet Cafe」を展開。オリジナルの飲食メニューの提供に加えて青木私物のロリータ服の着用体験を用意した結果、急遽決まったイベントだったが盛況だったという。田口氏は「ロリータファッション好きの方同士が交流する場を提供していくのは重要」とし、次回開催も視野に入れている。松村氏もケラ!の時代からスナップや出演モデルとの交流イベントなどにも注力したことでコミュニティーを創出できたと振り返っているが、ファン同士の繋がりを深めるといったニーズについては現代も変わらないようだ。
 
 ゴシックやロリータと呼ばれるジャンルは2000年代前半にブームとなったが、ピースナウの破産や「エイチナオト(H.Naoto)」の全店閉店、「プトマヨ(Putumayo)」のブランド休止など、特に小売については徐々に市場がシュリンクしているようだ。しかし松村氏は「個人的にはこの(ゴスロリ)ゾーンのブランドたちはこのアパレル不況の中、良く持った方だと思う」と見ている。一方でロリータファッションは現在中国で人気が高まっており、中国発のロリータ系ファッションブランドも誕生しているという。松村氏は「るぱにえを通じて日本発信の文化としてロリータを広めていきたい」という考えのもと中国でも販売しており、国内に留まらず海外の潜在的な読者にリーチしていく考えだ。

 

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