2013/04/17
Micam上海:初開催は「期待を上回る結果」
2013/04/17
イタリア靴製造工業会(ANCI)は、4月9日〜11日に上海で初めて開催した靴の国際見本市「Micam(ミカム)」は好評だったと発表した。ANCIのマーケティングマネージャーを務めるPierpaolo Chicco氏は、「今回は中国で初めての開催となったが、期待を上回る結果となり大変満足している」とコメントしている。
第1回「Micam上海」では、中国や香港のほか、ブラジルや欧州をはじめとする32カ国から5880人が来場した。MicamのCleto Sagripanti代表は、「バイヤーや投資家、プレス、企業などからたくさんのコンタクトがあり、満足している。一般公開をせず入場者を選別したおかげで、国内外から質の良いバイヤーが集まった」と説明する。
今回は、14カ国から250社以上の企業が参加した。そのうち66%はイタリア企業だったが、ブラジル(22社)、ポルトガル、スペイン、トルコといった欧州諸国や、米国やオーストラリアからも企業が出展した。
同見本市を主催するANCIは、今年1月より北京、上海、広州、重慶、香港といった主要都市で大規模なメディアキャンペーンを展開し、中国全土からバイヤー150人とジャーナリスト30人を招待。また、上海ファッションウィークと提携し、靴見本市としては唯一の公式パートナーとして認知度向上を目指した。ドイツ・デュッセルドルフを拠点とする国際靴見本市「GDS」は今回、中国での開催を見送ったため、上海ファッションウィーク中に開催された見本市は「Micam」のみだった。
ANCIはまた、出展企業に対して技術、法律、商業面での支援や中国市場に関するデータを提供するほか、中国メディアやバイヤーに対してはファッションのトレンド情報などを提供。初開催に向けた土壌づくりに取り組んだ。
Pierpaolo Chicco氏によると、「既に中国で展開している企業への発注は増え、未進出の企業についても多くの問い合わせがあった」という。次回の「Micam上海」は、2013年10月11日〜13日に今回同様Shanghai Exhibition Centre(上海展覧中心)で行われる予定だ。
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