NYファッションウィーク:「ラフ・シモンズ」流"バッカスの宴"はクリーンに

 ドイツのカルト映画『クリスチーネ・F /麻薬と売春の日々』に着想を得たコレクションではあったが、現代版バッカスの宴とでも呼べそうなセットの中でも、ラフ・シモンズ(Raf Simons)のクリエーションはクリーンなクチュールとして成り立っている。

Raf Simons - Fall 2018 - Instagram - Pattlecism

 ドイツのカルト映画『クリスチーネ・F /麻薬と売春の日々』に着想を得たコレクションではあったが、現代版バッカスの宴といったセットの中でも、ラフ・シモンズ(Raf Simons)のクリエーションはクリーンなクチュールとして昇華されている。
 
 インダストリアルなスペースに設けられたキャットウォークには、それこそ宴のようなデコレーションがなされていて、レモンにリンゴ、洋ナシといった果物や、チョコレート、塊のチーズ、パン、そして無数のワインボトルが。
 
 首にセーターをぶら提げたようなスカーフは、アーガイルやケーブルニットで登場。さらにケープ風コートはクラシックなチェックで仕上げ、彩度ポケットをあしあらって裏地にはボクシングガウンを思わせるシルクを用いた。中でも特に目を引いたのは、オーバーサイズのジャケットにレザーのロンググローブ、ハイテクウォッチを合わせたルックだった。足元はアスレチックスタイルのパンツにラバーのレースアップブーツを合わせる。演出にはシアトリカルなライティングとテクノが合わさり、ショーは”Youth in Motion”と題された。
 
 多くのアイテムに、「Drugs」、「XTC」、「LSD」といった単語があしらわれていたほか、『クリスチーネ・F』の主演女優ナーチャ・ブルンクホルストの写真をプリントしたトップスも。
 
 映画の影響について問われると、「まあ、僕がドラッグに全く手を出さなかった理由ではあるね」と答えたラフ・シモンズ。ベルリンを舞台も、十代の美少女がドラッグで身を滅ぼしていく物語だ。コレクションの収益の一部は、薬物依存の回復支援に寄付されるという。

 

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